公開日 2024/04/17 20:00
変更日 2024/09/11 16:10
SEOUL, SOUTH KOREA - SEPTEMBER 15: Lee Jun-Ho aka Junho of South Korean boy band 2PM poses for media at the Dior Beauty 'Sauvage' pop-up store opening at Lotte World Mall on September 15, 2023 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
今年もまもなく開催となる韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞。毎年誕生する多くの韓国ドラマの中で、チャンネル問わず、芸術的に高評価された韓国ドラマが選ばれる見逃せない注目の授賞式です!本記事では、そんな百想で22年、23年受賞(作品関連賞と最優秀演技賞)した名作韓ドラを一気に振り返ります!
没落した一族の娘ソン・ドギムは、見習い宮女として宮廷に仕えていた。物語の朗読が上手く好奇心が旺盛で、誰からも愛されるドギム。
一方、国王・英祖の孫で世孫のイ・サンは、祖父により父を死に追いやられ、孤独に宮廷で暮らしていた。サンは、ある出来事からドギムにほのかな想いを寄せるようになる。しかし、2人に再会する機会は訪れなかった。
数年後、聡明で美しい宮女に育ったドギム。再び偶然がドギムとサンを結び付けるが…。ドギムを愛しながらも、国王として国を第一に考えねばならないサン。ドギムとの切ない恋愛の行く先は――?
史実に基づいたストーリーで史劇らしい重厚感を醸し出しながらも、ロマンス要素やコメディー要素も巧みに織り交ぜ、ロマンス派はもちろん本格史劇派からも高い評価を得た『赤い袖先』。
イ・サンの人生を深く掘り下げた重厚感溢れるストーリーと世紀のロマンスはもちろん、「果たして王に愛された女は幸せだったのか?」という、表には見えない宮女の裏側の苦悩を描き、今の「女性の生き方」にも通じる心動かされる一作です。
2022年の百想芸術大賞では、痛みや情熱、哀しみや孤独といった複雑な感情を抱えた君主イ・サンの生涯を完璧に表現したジュノが、並み居る競合を抑え、最優秀演技賞を受賞しました。
明るい未来を夢見ることが難しい時代。必死で夢を追いかける若きフェンシング選手は、どん底からはいあがり、人生を立て直そうと懸命に働く青年と出会う。
視聴率が出にくい青春ドラマジャンルでありながら、最高視聴率11.5% を記録して韓国のドラママニアたちを熱狂させた本作品。レトロな世界観と「青春の尊さ」を語るメッセージ性ある脚本、「演出変態」とも呼ばれたこだわり抜かれた演出と俳優たちの熱演で、幅広い世代の視聴者の心を掴みました。
2022年の百想芸術大賞では、作品賞をはじめ最優秀演技賞(キム・テリ)、新人賞(チェ・ヒョヌク)部門でノミネートを果たし、強烈な存在感と唯一無二の表現力で劇を導いたキム・テリが見事最優秀演技賞を受賞しました。