公開日 2024/05/03 20:00
変更日 2024/09/11 17:06
BUSAN, SOUTH KOREA - OCTOBER 04: Park Eun-bin, the solo MC arrives for the Opening Ceremony of the 28th Busan International Film Festival at Busan Cinema Center on October 04, 2023 in Busan, South Korea. (Photo by Woohae Cho/Getty Images)
今年もまもなく開催となる韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞。毎年誕生する多くの韓国ドラマの中で、チャンネル問わず、芸術的に高評価を受けた韓国ドラマがついに決定します。本記事では、そんな百想芸術大賞で、複数の部門で受賞を果たし、席巻した名作韓国ドラマ10選をご紹介します。
勝てば天国、負ければ…即死。賞金に目がくらみ、奇妙なゲームへの招待を受けた参加者たちを待っていたのは、昔ながらの遊びを取り入れた死のゲームだった。
21年に世界的なヒットを記録し、人々を魅了した韓ドラといえば本作。 「デスゲーム」という誰もが没入しやすい題材と、極めてシンプルでわかりやすいストーリーは、韓ドラファンでない人をも魅了しました。壮絶なデスゲームは、人間の欲望と心理に迫りながら、恐ろしい人間の本性を引き出し、緊張感と共に観る人に数々のメッセージを投げかけました。
2022年百想芸術大賞では、「演出賞」と「芸術賞(音楽)」、そしてテレビ部門の最高賞である「大賞」を受賞。さらに米テレビ界最大の祭典である第74回プライムタイム・エミー賞では、イ・ジョンジェが主演男優賞(ドラマ・シリーズ部門)、ファン・ドンヒョク監督が監督賞(ドラマ・シリーズ部門)を受賞。非英語圏および韓国作品として初の受賞となる歴史的快挙を成し遂げました。
兵役義務により入隊した青年が、軍の脱走兵を追跡する部隊に配属されることに。任務にあたるなかで、脱走した兵士たちがそれぞれ抱える過酷な現実が見えてくる。
陸軍憲兵隊の軍務離脱逮捕組「D.P.(Deserter Pursuit)」という斬新な素材で、累積再生回数が約1000万回を超えたキム・ボトン作家のウェブ漫画が原作のNetflixのオリジナルシリーズ。今まで触れられなかった韓国の軍隊問題を最も赤裸々に、かつドラマチックに描き、2022年の百想芸術大賞では「作品賞」をはじめ、「助演賞(チョ・ヒョンチョル)」「新人賞(ク・ギョファン)」など三冠に輝きました。
軍隊の不条理と傍観する社会へのメッセージを投げかけただけでなく、エンタメとしても高い没入度を誇り、「歴代級の名作」、「歴代最高のNetflixオリジナル作品」と高い評価を得ました。