公開日 2025/05/06 12:00
変更日 2025/05/06 12:00
SEOUL, SOUTH KOREA - FEBRUARY 21: South Korean actors Lee Sung-Kyung and Kim Young-Kwang attend the Disney+ 'Call It Love' Press Conference at JW Marriott Dongdaemun Square Seoul on February 21, 2023 in Seoul, South Korea. The film will open on February 22, through to the OTT platform Disney+. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
毎年数多くの作品が誕生する韓ドラ界では、日本で大きな話題になるのはほんの一部。韓国で高い評価を得ていても、日本ではまだあまり広く知られていない作品もたくさん存在します。本記事では、《韓国ドラマ》過去3年の隠れた名作7選! 日本ではまだ無風の “本国高評価作”をご紹介します!
何も食べられないなら何の希望もない。だんだん食べられるものが無くなっていく働くママ・ダジョン(キム・ソヒョン)の健康のために夫・チャンウク(ハン・ソッキュ)が包丁を持つ。今まで一度も料理したことがないチャンウクは、ただ妻の食事のために良い食材と健康的なレシピ開発に全力を尽くしながら、少しずつ家族の大切さに気がつき始める。
作家カン・チャンウクの実話を基にした同名のエッセイを原作に、離婚後、大腸がんの宣告を受けた元妻のため、一生懸命に食事を作る男性と彼の家族の物語を描くヒューマンドラマ。
ハン・ソッキュとキム・ソヒョンが夫婦として呼吸を合わせ、これまでのイメージとは180度異なる熱演を見せた本作。妻が食べたい物作り続けるチャンウクの姿と、少しづつ取り戻す家族の温かさに、胸が熱くなります。切なく悲しいはずなのに、悲しくならないため努力する家族の物語は、 「どんな大作と比べても、不足のない傑作」と、ドラママニアたちから大きな愛を受けました。
今日は少し辛いかもしれないを観る | Prime Video
ホテルの受付で働いているウジンは仕事柄、不倫など秘めた関係の男女を多く見る。そしてそれを密ひそかにノートに記録している。事業に失敗した夫サミュエルはタクシードライバー。
ある大雨の日、タクシーを水没させて廃車にしてしまう。妻のウジンにそのことを言えず、友人ジョンスに借金を頼むが断わられてしまう。ジョンスの妻からそのことを知らされたウジンはサミュエルを問いただす。
本作は、生活に追われて関係になってしまったウジン(イ・ソム)とサムエル(アン・ジェホン)夫婦が、お金を稼ぐために不倫カップルを脅迫していく物語。
超・超・過激な描写に加えて、夫婦の会話に爆笑させられるコメディーでありながら、夫婦の現実をとにかくリアルに描いていて、ポロっと放つ一言にぐさっと心を撃ち抜かれたり、 後半は、言葉にはできない夫婦の絆に涙が溢れてしまいます。
数々の名言が多くの視聴者の共感を得て、「今年の隠れた名作」「セックスレス夫婦のリアルな現実を反映した、セリフが心に響くドラマ」と絶賛を受けた一作です。
新人弁護士ハン・ユリ(ナム・ジヒョン)は大手のテジョン法律事務所に入所する。そこには、離婚訴訟を専門とするスター弁護士チャ・ウンギョン(チャン・ナラ)がいた。
興味のない離婚チームに配属されたユリは、いっときの我慢だと思って仕事を学びはじめるが、依頼人の利益を優先するウンギョンのやり方についていけない。ユリがとうとう限界を感じて退職を考えていたところに、ウンギョンの夫の不倫を目撃。世間が注目するスター弁護士の離婚訴訟にユリが代理人として選ばれる。
韓国で高視聴率を記録した本作は、離婚専門のスター弁護士のチャ・ウンギョン(チャン・ナラ)と新人弁護士ハン・ユリ(ナム・ジヒョン)、価値観や経験、性格、離婚事件を見る観点も異なる2人の、熱いヒューマン法廷オフィスドラマ。
実際に離婚専門弁護士のチェ・ユナ弁護士が執筆しているだけに、全ての案件がリアルで、それぞれの依頼人が抱える様々な事情に、共感したり胸が苦しくなり、グッと引き込まれてしまいます。そして、あちらこちらに結婚、夫婦に対する名言が散りばめられていて、時にうるっとしてしまうことも。主人公ウンギョンの結婚にまつわるドロドロ愛憎ドラマあり、グッとくる人間ドラマありで一気に駆け抜けてしまう、高評価も納得の一作です。
グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します〜|Lemino(レミノ)
韓国最高のプロファイラーと呼ばれ、犯罪行動分析チームのチーム長であるチャン・テス(ハン・ソッキュ)は、一人娘のハビン(チェ・ウォンビン)にとって良い父親でいられるよう定時退勤を固守している。しかし、長いこと離れて暮らしていた父娘の関係の溝は深まるばかり。
ある日、自身が捜査している死体のない殺人事件にハビンが関わっているかもしれない疑惑が生まれ、娘を信じたい思いと、警察として疑わなければならない信頼と疑いの狭間の中、父として、警察として真実を見つけ出すため葛藤する。
圧倒的完成度で「2024年最高のドラマ」と高い評価を受け、韓国の映画誌CINE21が実施した、25人の映画評論家が選ぶ「2024年を輝かせたシリーズ」では、見事1位に輝いたサスペンスドラマ『こんなに親密な裏切り者』。
本作は、韓国最高のプロファイラー(ハン・ソッキュ)が、自身が捜査している殺人事件と関連した娘の秘密を知り、凄絶に壊れながら深淵の中の真実を追うサスペンスドラマ。愛する子どもへの信仰と疑いの間で葛藤しながら、真実に向かって歩んでいく父親の物語です。
信頼と疑いの間で揺れ動く人間の心理を深く掘り下げて、「家族の絆とは何か」を考えさせられるストーリーに、「演技、演出、脚本まで完璧な高品格ドラマ」、「2024年最高のドラマ」と韓国で放送終了後から絶賛の声が相次ぎました。