公開日 2022/12/31 19:30
変更日 2024/06/20 13:53
PARIS, FRANCE - JANUARY 17: Nam Joo-Hyuk attends the Dior Homme Menswear Fall/Winter 2020-2021 show as part of Paris Fashion Week on January 17, 2020 in Paris, France. (Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images)
毎年何百本もの国内制作映画が公開される韓国。2022年もサスペンスからスリラー、ホラーまで多くのヒット作が生まれました。本記事では豪華俳優陣が出演したことで話題を集めた、2022年10月~11月公開の新作韓国映画TOP6をファンの投票結果をベースに紹介!各作品の魅力をお届けします。
病気の弟と暮らすギョンス(リュ・ジュンヨル)は、鍼治療の優れた技術を持つ盲目(夜間は視力が少し戻る)の青年。医員の試験に合格し宮廷医官となるが、ある夜の日衝撃の瞬間を目撃してしまう。一方、清国へ人質として捉えられていたソヒョン世子(キム・ソンチョル)が8年ぶりに帰国する。しかし、ソヒョン世子の帰りを喜ばぬ王(ユ・ヘジン)は思いもよらない行動を起こし…。
韓国にて11月23日に公開された『フクロウ』。朝鮮16代目の王インジョの長男であるソヒョン世子の死を題材としたスリラー時代劇です。公開からわずか3日で30万人を動員しヒットを記録、NAVER評価★8.72、評論家評価も★7と高い評価を受けています。
リュ・ジュンヨルの安定した演技はもちろんのこと、史上最も頼りない王と言われたインジョを演じるユ・ヘジンの演技は圧巻で、序盤から強く引き寄せられます。何とも人間臭いリアルな感情の起伏、空気感、他の演者との相性も抜群。緩急ある脚本や不安を煽る演出も秀逸で、専門家からは「久々に観るウェルメイド映画」と賞賛の声が上がっています。信じてみる俳優陣の集結と骨太なストーリーで観客を圧倒する名作です。
日本植民地時代、家族みなを失ったピルジュ(イ・ソンミン)。現在末期がんを患う彼は、同じアルバイト先で出会った20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)に運転手を頼み、60年に渡り緻密に練られた殺人計画を実行する。同行するだけのはずだったインギュはある時殺人現場を目撃し、知らぬ間にピルジュの復讐計画に巻き込まれてしまい…。
10月26日、韓国にて公開された『リメンバー』。主演は『財閥家の末息子』で話題のイ・ソンミンが、20代のアルバイト生インギュを『二十五、二十一』のナム・ジュヒョクが演じます。本作は2015年ドイツで公開された『リメンバー:記憶の殺人者』を原作としており、アウシュビッツでの生存者による復讐劇を韓国の史実に合わせ制作されました。
自身の命と引き換えに復讐を果たそうとするソンミンと、「罪を犯したら償うべき」と訴えるソンギュ。年齢も価値観も違う2人を演技派の俳優陣が熱演します。特に病に侵されながらも復讐に命をかけるイ・ソンミンの気迫あふれる演技は見もので、最後まで観客の視線を捉えて離しません。
時代の渦に巻き込まれ、誰の過ちでもないジレンマ。答えのない、やり場のない感情を共にする2時間があなたを悲しみの中へいざないます。
気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。