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【悪女の魅力】韓国ドラマの伝説的悪役キャラクター5選

公開日 2023/07/20 20:30

変更日 2024/06/20 13:55

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韓国ドラマに欠かせない要素と言えば、悪役。悪役が強烈であればあるほどヒロインが輝き、魅力的に見えるものです。そこで本記事では、卓越した演技力で劇を盛り上げ、作品を大ヒットに導いた歴代の伝説的悪役キャラクターを紹介。悪女の魅力に憑りつかれてしまうこと間違いなしの名作揃いです!

究極のマクチャンドラマSBS木曜ドラマ『皇后の品格』。ドロドロ劇の名手キム・スノク作家の手掛けた作品で、その壮大さと人間の本能を操る巧みな展開で最高視聴率17.9%を記録したヒット作です。

同作でイ・エリヤは皇帝イ・ヒョクと不倫関係を築き、邪魔な存在であるナ・ワンシクとオ・サニーを危機に陥れるずる賢い悪女ミン・ユラを熱演。

不倫相手のイ・ヒョクに見捨てられ瀕死状態となった彼女は、あの手この手で生き残り“私を使って欲しい”と懇願し幾度となく訪れるピンチを回避。嘘の涙で相手を撃ち落とし、ことが収まると満足げに陰険な微笑みを浮かべる姿に毎回ゾクっとさせられます。

自分の利のためには厳然とした決意を見せ、他の人々には冷たい眼差しを見せるなど、キャラクターの刻々と変化する感情を鮮やかに表現するイ・エリヤの演技力は見事。クールで美しい外見から専門家役や端役を行き来してきた彼女が、同作ではホンモノの悪女として輝き「どこまで図々しいの」「感情を逆なでされる、すごい演技だった」「世紀の悪女誕生」と、韓ドラファンから高い評価を受けています。

同作の活躍で主演級女優に成長したイ・エリヤは『補佐官』『模範刑事』『ハンムラビ法廷』で主演、2023年にはチャン・グンソクと共演の『餌<ミッキ>』でヒロインとして大活躍しています。

④ 『ペントハウス』チョン・ソジン役/キム・ソヨン

伝説的マクチャンドラマとして韓ドラ界の歴史を塗り変えた大ヒット作『ペントハウス』。同作で欲望にかられ他人を蹴落とし這い上がるチョン・ソジンを熱演し、全身全霊を込めた大迫力の演技で百想芸術大賞テレビ部門女性最優秀演技賞を受賞したキム・ソヨン。

『イヴのすべて』以来、約15年ぶりとなる悪役で奇妙なほどに説得力ある悪役演技を披露。悪役だからとただ目を大きく見開いて叫ぶだけではなく、繊細な表情や目の動きまで変化させながら不完全な欲望をしっかりと表現。父親の死に顔色を変える表情や、血に染まった手でピアノを弾く狂気に満ちた眼差しは圧巻で、韓ドラ界でも「キム・ソヨンの再発見」と絶賛されています。

一度見始めたら最後まで駆け抜けてしまう作品の中毒性に大きく貢献しているのもキム・ソヨンの演技。放送中は彼女の話題で持ちきりでしたが、過去演じた『イヴのすべて』のホ・ヨンミも同じくらい、いやそれ以上に話題を集めた悪女でした。

当時、作品自体は最高視聴率48%を記録する大ヒットにも関わらず悪女を見る目が厳しく、キム・ソヨンが“世間の視線”に苦労した経験を度々インタビューで語っています。素晴らしい演技を魅せたものの、「軍人も嫌う女優1位」「嫌悪感ある女優1位」などと騒がれ、このショックから15年ほど悪役が出来なくなってしまったんだそう。

貧困から抜け出そうと奮闘する女性たちが悪女として登場した時代とは変わり、2010年代以降は『私はチャン・ボリ!』で悪役を演じたイ・ユリが演技賞を受賞するなど、逆に善良で地味な役よりも欲望を思う存分に表現した悪女が愛されるようになっていきます。

悪女が嫌われ、愛された時代、すべてを経験したキム・ソヨン。辛い時を乗り越え一層磨きのかかった演技力で体現したチョン・ソジンはもっとも輝く女性として多くの視聴者に愛されています。

いまではホ・ヨンミの姿も再評価され始め、キム・ソヨンが演じた過去と現在の悪役を見比べてみるのも面白いかもしれません。

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ERRY

気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。