COLUMN コラム

俳優ハン・ソヒに沼落ち不可避な理由&『京城クリーチャー』『夫婦の世界』など光る魅力を紹介

公開日 2024/01/10 20:00

変更日 2024/09/04 14:36

#

『京城クリーチャー』への出演で再び注目を集めている俳優ハン・ソヒ。同作での熱演はもちろん、これまで数々の作品でその実力を証明し、20代を代表するアクターへと成長しています。本記事では唯一無二の存在感を放つハン・ソヒの沼深き魅力を徹底追究。人々を魅了する理由はココにあり!筆者推しの代表作も紹介します。

700億ウォン(約77億円)を投じ制作された超大作『京城クリーチャー』が年末に公開されると、本国の話題性ランキングで1位、日本でもNetflix今日のTOP10入りを果たす人気ぶりで話題を席巻!

同作公開後注目を浴び、MZ世代(*1)から絶大な支持を得るハン・ソヒですが、実は現在に至るまで、数々の苦難を乗り越えてきたことをご存じでしょうか。

彼女の魅力を語る前に、まずはアイデンティティーのベースとも言えるハン・ソヒの軌跡を韓国メディアのインタビューなどに答えた参考資料からたどります。



(*1) MZ世代とは、ミレニアル世代とZ世代を組み合わせた韓国独特の世代。

5歳の時に両親が離婚し、幼少期から中学生まで祖母と暮らしていたハン・ソヒ(本名イ・ソヒ)。元々自分の価値観に忠実な性格であり、祖母との日々に幸せを感じていた彼女は、学校で「両親のいない子」とからかわれても、ただ明るく笑っていたそう。

下記、SNS画像のキャプションや過去のインタビューでも「(祖母が)私のすべて」と答えるほど祖母と仲が良く、「孫がテレビに出たらどんなに嬉しいだろう」という祖母の言葉を聞き、芸能の世界を夢見るようになります。

俳優キム・テヒの卒業校でもある、蔚山(ウルサン)女子校を卒業後、夢を追い19歳の時に上京。親族から2か月間だけ支援を受け、右も左もわからない状況の中、とにかくがむしゃらにアルバイトをしながら俳優を目指します。

筆者であればこの時点で心が折れてしまいそうですが、当時について「不安もあったけれど、私は私自身に自信があった」「この苦労は必ず女優になったときに生かせると思った」と後のインタビューで語っています。

そこから3年、耐えに耐え抜き転機が訪れます。居酒屋で共に働いていたお姉さんから、ポートフォリオのモデルを頼まれ、その写真が拡散されるとモデル業界からラブコールをもらうように。

モデル活動の傍ら、自分の描いた絵を掲載するブログを開設し、ブロガーとしても活動。2016年、日本でも人気のお菓子「RITZ」のCM(↓動画)へ出演し、濃いリップと魅惑的な表情で視聴者の視線を奪い、ドラマ業界からも注目され始めます。

その後人気アイドルグループSHINeeのMVへ出演、広告用短編ドラマにもキャスティングされ、本格的に俳優業を開始。『ひと夏の奇跡〜Waiting for you』に記者役で出演すると、洗練された美貌と落ち着いたセリフ回しが高い評価を受け、ドラマのオファーが舞い込むようになります。

デビューから約3か月でなんと『カネの花~愛を閉ざした男~』に出演。『100日の郎君様』『アビス』と人気作へ出演し、『夫婦の世界』のダギョン役で、ライジングスターの仲間入りを果たします。

この人気急上昇中に、母親の詐欺疑惑が浮上。あるオンラインコミュニティーに「お金を持ち逃げし、雲隠れした詐欺師の子供」と書き込まれ、母親が巨額の借金を抱えていたことが明らかになります。ハン・ソヒはこのことを認めたうえで、ブログへ自身の家庭事情を包み隠さず書き謝罪。

はじめは無情なコメントであふれていましたが、彼女の真摯な態度に多くの応援コメントが寄せられるようになり、事態は落ち着きました。

その後、『わかっていても』『マイネーム: 偽りと復讐』と次々とドラマの主演を飾る中、今度は不良疑惑がささやかれます。

過去にたばこを吸っていたり、入れ墨を入れている写真がSNSで拡散されると、「不良ではない。過去の私も今の私も私。あのときと今の考えは大きく違うわけではない」とコメント。

この正直でストレートな反応が好印象を与え、この噂が逆にイメージアップへつながります。

人気は衰えることなく、青春恋愛物語のドラマ『サウンドトラック#1』、コマーシャルフィルム『悪女はマリオネット』、Netflixオリジナルシリーズ『京城クリーチャー』と、毎年話題作へ出演。Instagramのフォロワーも1600万人を突破する驚異的な人気で、韓国を代表する俳優として活躍しています。

ラブコメディー ラブロマンス 女優 時代劇 視聴率 韓国ドラマ 韓流

この記事を気に入ったらシェア!

この記事について報告する

  • 韓国大好き連載コーナー
  • vote
  • 中国ドラマ特集
  • K-POPニュース

WRITER INFOライター情報

ERRY

気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 塩漬け作品はあまりなく、一気観派。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。