公開日 2024/05/21 11:45
変更日 2024/09/06 18:47
©PARK SHIN HYE Japan Official Fanclub
『美男<イケメン>ですね』『相続者たち』などを通し、日本でも長きに渡り愛され続けるパク・シネ。最新作『ドクタースランプ』も好評な彼女が約5年ぶりとなる来日ファンミーティング「2024 Park Shin Hye Asia Tour<Memory of Angel>in TOKYO」を開催!笑顔と愛に満たされた、心温まるイベントの様子をお伝えします。
昨年12月、女優デビュー20年周目を迎えたパク・シネが、2024年5月6日、東京の一ツ橋ホールで約5年ぶりとなる来日ファンミーティング「2024 Park Shin Hye Asia Tour<Memory of Angel>in TOKYO」を開催。タイトルにある「Memory=(思い出)」をテーマにしたトーク、 生バンドに乗せた歌の披露、会場のファンと共に楽しむ参加型のコーナーまで、なんと約3時間弱のステージで、ファンと幸せな時間を共有しました。約800席の会場は最後列まで満員! 大盛り上がりで幕を閉じたイベントの様子を、当日の画像と共に振り返ります。
©PARK SHIN HYE Japan Official Fanclub
青と白の春色ワンピースで颯爽と登場したパク・シネ。5年ぶりとなるファンミーティングを待ちに待ったファンから大きな歓声を受け、愛らしいナンバー「腕枕」を披露しイベントがスタート。
「こんばんは! パク・シネです。本当に久しぶりですね。会いたかったです」と可愛らしい日本語で挨拶。
多忙のあまり、風邪をひいてしまったというパク・シネ。「東京に来る前、2日ほど徹夜の撮影が続きました。声が裏返ったり、変な声が出てしまっても、温かく見守ってほしいです」と申し訳なさそうに話すと、会場からは温かな応援の拍手が。パク・シネの出演作が年表の形でスクリーンに映し出されると、デビューから現在までの20年間を振り返る「Beautiful Memories」のコーナーがスタート。
「2004年にデビューをし、その後『天国の階段』へ出演しました。日本でも人気でしたよね。「ジウ姫さん(=主演のチェ・ジウのこと)」のおかげで今の私が居るのではないかと思います。私の人生を変えてくれた、大切な作品です」と、デビュー当時のことを振り返ります。
2009年のドラマ『美男<イケメン>ですね』。「日本でも人気があり、この作品で初めてOSTを歌いました。特にこの作品をきっかけに女性のファンが増えた記憶があります。この作品でファンになった方は居ますか?」と会場へ問いかけると、多くのファンが挙手し、嬉しそうにするパク・シネ。
©PARK SHIN HYE Japan Official Fanclub
「実は先ほど、ホンギさんに連絡をしました。“会いたくなって連絡したよ”というメッセージに、“僕もお仕事頑張っているよ。君こそ元気にしてる?”と返信をくれました。その1時間後に、日本でファンミーティングを行ったCNBLUEのジョン・ヨンファさんから“頑張ってね”と連絡があり、本当にびっくりしました」と今なお続く交友関係を明かし、『美男<イケメン>ですね』のOST「言葉もなく」を披露。
2010年のドラマ『シラノ恋愛操作団 』の話では「ポスターに私の顔があるだけでも胸がいっぱいになった作品です。演技だけでなく、OSTも歌うことができたので、特別な記憶があります」と。ファンの前で歌うのは初めてだという『シラノ恋愛操作団 』のOST「あなただったのですね」をしっとりと歌いあげます。
伽耶琴(カヤグム)を専攻する大学生たちの姿をいきいきと描いた2011年のドラマ『オレのこと好きでしょ』。なんとこの日のバックバンドを務めたメンバーは、同作の撮影地である韓国の有名な音楽大学の卒業生であることを話すと、会場からは驚きの声が。 「冬といえば、2013年のドラマ『となりの美男』です。考えてみると、イケメンとすごく縁がある気がしますね。コ・ドンミは、周りの助けを借りて外の世界へと踏み出すキャラクターでした。そんなコ・ドンミの気持ちが込められた一曲を、当時を思い出しながら歌います」と『となりの美男』のOST「真っ黒に」を熱唱。会場を作品の世界へといざないます。©PARK SHIN HYE Japan Official Fanclub
2013年の大ヒットドラマ『相続者たち』。「お姉さんにお金を奪われ、座り込んで泣いたり、プールのあるタンの家へ遊びに行き、泊めてもらったシーンなどが思い出されます」と名場面を振り返り『相続者たち』のOST「Story」を、目を閉じながら情感たっぷりに披露してくれました。
「2014年のドラマ『ピノキオ』は、OSTを歌った最後の作品です。そのあとも事務所から提案があったのですが、いつからか、ドラマに自分の声が入ることにプレッシャーを感じるようになり、歌うことをやめていました。みなさんは私のOSTがある方がいいですか?」と問いかけると会場からは大きな拍手が。「ふー、わかりました。考えてみます」と笑顔を見せ、『ピノキオ』のOST「夢を見る」を歌唱。ここから映画の話に。
「2014年の『尚衣院-サンイウォン-』では韓服を着ました。カツラも服も重みがあり、見た目は素敵なのですが、肉体的に大変だったんです。本当はこんなことを言ってはいけないのですが、この作品以降、時代劇は避けたいなぁ…(笑)と思いました」と、当時の苦労を告白。 俳優チェ・ミンシクと共演した2017年の『沈黙、愛』では、「大先輩と共演し、俳優としてたくさん悩み、考えさせられた作品でした。巧みな演技をする俳優が多く、そんな方々を目の前にして、もっと頑張らなくては、と思いましたね」と振り返ります。パク・シネの“人生キャラクター”として呼び声高い『ドクターズ~恋する気持ち』でドラマの話に戻ると「20代後半にさしかかり、演技の価値感に激変とまではいかずとも、大きな変化があった時期でした。責任感について、歳を重ねることについて、考えました。今思えば26歳と、まだまだ若い歳であると思うのですが、“もっと演技に深みを出さなくては”という意欲に駆られていました。キム・レウォンさんの演技がとても上手だったからか、心して演技に臨んだ記憶があります」と、当時の葛藤を明かしました。
©PARK SHIN HYE Japan Official Fanclub
最後はパク・シネの主演最新作『ドクタースランプ』。「『相続者たち』で出会ったパク・ヒョンシクさんと再び共演したのですが、新しい作品でまた会えたことは、大きな祝福です。ヒョンシクさんも日本でファンミーティングをされてましたね。行かれた方はいらっしゃいますか」と質問をすると、たくさんのファンが挙手し驚きの表情を見せます。
「ヒョンシクさんは明るいエネルギーを持っていて、たくさんの人の気分を良くしてくれるエネルギーを持ってます。暑くて大変な撮影でも、彼のお陰で笑いながら過ごすことができました」と2人のケミ(=相性)の良さがわかるエピソードも。 「実は、心配もありました。“演技への情熱が持てなかったらどうしよう…”と。けれど、カメラの前に立っただけで、そんな心配もどこへやら、演技が楽しく感じました。だから私は、“この仕事をするしかないんだ”とこの作品が思わせてくれました」と、20年の振り返りの最後に、俳優という職業への情熱を力強く語りました。撮影中の新作ドラマ『地獄判事』の話では「きっと驚くと思います。“パク・シネにこんな面があるの? この性格をどう隠してきたの? ”と思うほどに。私の演じるカン・ビンナは、見た目は人間でも、中身は悪魔で、さまざまな能力を持っています。その能力は作品をご覧になり確認してくださいね」と期待を高め、懐かしさとともに俳優人生を振り返るトークコーナーが終了。
ビハインドエピソードから、懐かしのナンバーまで、ドラマファンにとって嬉しい時間となりました。 2部へ続きます。気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。