16世紀末の朝鮮王朝。チョンヨン(カン・ドンウォン)は法律により平民から奴婢として武士の家系に売られることになる。奴隷として辛い日々を過ごす中で、その家の一人息子ジョンニョ(パク・ジョンミン)と友情を育んでいく。そして時が経ち、チョンヨンはジョンニョの替え玉として奴婢の身分からの解放を条件に首席で試験に合格。しかし約束は反故にされ、命を狙われたチョンヨンは逃走するも、捉えられ牢屋に囚われてしまう。そんな最中、豊臣秀吉による朝鮮出兵としてやってきた倭寇が攻めてくる。牢から逃げ出したチョンヨンは、逃げ惑うジョンニョの妻子を助けようとするが、奴婢を見下していた彼女たちは手を取らずに自ら命を絶ってしまう。そして朝鮮王と共に避難していたジョンニョ(パク・ジョンミン)は、「チョンヨンが妻子の命を奪った」と知らされ、復讐に心を燃やすことになる
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まつり
時は日本の戦国時代後期。舞台は2度の侵攻を受けた当時の朝鮮です。この時代の挑戦は奴婢と両班といった支配階級によって社会が成り立っていました。物語の主人公は、奴婢のチョンヨン(カン・ドンウォン)と両班のイ・ジョンニョ(パク・ジョンミン)。身分に差がありながらも育まれた友情は、とある出来事によってすれ違い、敵同士となり立ち向かうことになります。まるでブロマンスを彷彿とさせるかのような切なくも深い関係に強く惹かれました。そしてカン・ドンウォンと言えば映画「ベイビー・ブローカー」などが有名ですが今回は髪型違ったり、髭があるせいか、これまで鑑賞したことのある作品とは大きく異なるワイルドな印象を受け、新たな魅力に気付かされました。