メガネメーカー「プリズム社」代理のハン・ソヨン(コ・ソンヒ)は、仕事ができて信頼も厚い一方で、幼い頃から患う失顔症のせいで人付き合いが困難な孤独女子。ある日、「ジオラボ社」の冷血漢コ・ナンド(ユン・ヒョンミン)は、自分に瓜二つの人型AIホログアム“ホロ”が現れるメガネ“ホログラス”の開発に成功する。しかし、その発表会後にホロが狙われる危険を察知し、ホロが選んだ通りすがりの女性のバッグにホログラスを忍ばせる。そうして成り行きでテストユーザーになったソヒョンは、ホロに傷ついた心を癒され、彼のアシストのおかげで会社での人間関係も改善していく。ソヒョンは、ホロが実体のない人工知能だとわかっていても、理想的な男性像を映し出す彼に魅かれていく。
COMMENT & REVIEWこの作品の感想・評価(1件)
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まつり
AIをテーマにした作品で、眼鏡をかけると映像が映し出される演出は近未来感があって好きです。主人公は人の顔が認識できない女性で、ひょんなことから開発中のAIを手に入れたことで、憂鬱だった日々が少しずつ変化していきます。主人公はAIによって生活が豊かになったけれど、終盤ではAIが社会に普及したことで起こりうる問題点なども描写されており、ストーリーの奥深さを感じました。この作品の見どころはやっぱりラブロマンス。AIのモデルが開発者と同じ外見をしており、ちょっと変わった三角関係の構図が出来上がっているところが面白い。そしてなにより驚かされたのは、主人公が顔を認識できない理由が実は伏線になっていたこと。最初から最後まで飽きがこない展開になっていてよかったです。