飛行機恐怖症のパク・ジェヒョク(イ・ビョンホン)は娘と共にハワイへ向かうために、空港で手続きを行っていた。しかし不審な男(イム・シワン/ZE:A)につきまとわれ、同じKI501便に乗ることになってしまう。そして飛行機の離陸直後に、事件発生。乗客たちが次々と原因不明の死を遂げていく。パニックが広がる飛行機の中で、ジェヒョクは不審な男が犯人ではないかと疑い始める。一方、地上では刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)がバイオテロの犯行予告動画を発見。なんとテロが起きたとされるKI501便には、妻が搭乗していたことが発覚。そしてテロ発生の一報を受けた国土交通大臣のキム・スッキ(チョン・ドヨン)は、乗客たちを救出に必要な緊急着陸の場所を求めて国内外との交渉を開始する。
COMMENT & REVIEWこの作品の感想・評価(3件)
ネタバレ無し
志賀内のぞ美
『G.I.ジョー』などハリウッドでも活躍するイ・ビョンホンの主演映画ということもあり、期待通りに面白いパニック映画でした。飛行機恐怖症の男が娘とハワイに向かう機内で不可解な事件に巻き込まれてしまうお話。離陸前から怪しかった謎の若者が、よくあるハイジャックではなく、バイオテロを実行。この犯人役は韓国映画『スマホ拾っただけなのに』でも恐ろしい殺人犯を演じていたイム・シワン。こういうミステリアスな犯罪者の役がなかなかお上手。悪役が上手な俳優は特に実力が高い方だと思います。
ねね
あまり深く考えずに旅行の前に観てしまったことを後悔した映画です(笑)。バイオテロの標的となった飛行機。逃げ場のないハイジャックの怖さ、緊迫感が描かれていて、手に汗握る面白さ!ただ、だからこそ、実際に飛行機に乗った際は絶対にないだろうけど、「映画みたいなことがあったらどうしよう…」と本当にドキドキしました(笑)。機内で繰り広げられるハイジャックとの攻防だけではなく、家族、乗客、乗組員の命を助けようと地上で奮闘する人たちの姿も同時進行で描かれていて、パニックムービーの中ではなかなか濃い内容だったかと◎!キャストも豪華で、文句なしの面白さ!どうやって撮影したのか気になるくらいの機内の映像もみどころだと思います。
BomiBomi
舞台はほぼ飛行機内だけですが、緊迫感ある展開で面白かったです。爆弾とかよくあるハイジャックではなく“薬物テロ”というのが最近ぽいというか、流行りのゾンビ映画のリアル版みたいな感じで、ありえそうだから恐ろしい。空港の時点からシワン演じるテロ犯は不審な言動をしていて、イ・ビョンホン演じる主人公は娘に近づく彼を警戒していて、初っ端から危険な臭いがプンプンする作品。シワンは韓国映画『スマホを落としただけなのに』と同様に、騒がないけど危険なサイコパスを演じるとすごく雰囲気があってより怖い。また、『イルタスキャンダル』のチョン・ドヨンが国土交通省大臣役で、地上から飛行機を不時着させようとする人たちの先頭に立って指揮を執り決定を下す勇ましい女性でかっこよかったです。