Kboardライター このレビューはネタバレを含みます。

パク・ボヨン、ソン・ジュンギ、ユ・ヨンソクと人気スターが出演するファンタジック・ラブストーリー。病弱なヒロインが母親と幼い妹たちと田舎町に越してきて、言葉を発さずホームレスのような格好の若い青年に出会います。小柄なパク・ボヨンにしつけられ、子犬のように懐く純粋無垢なソン・ジュンギが可愛い！夜になれば母親が「ご飯よ～」と外で遊ぶ子供たちに呼びかける、そんな田舎町らしい光景も心が落ち着く素敵な描写です。また、ユ・ヨンソクが悪役を務めており、現在の優しそうなイメージとは違う憎たらしい役柄を演じています。そしてタイトル通り“オオカミ少年”だったわけですが、やはり「幸せに暮らしましたとさ」とはいかず、事件が起こり命を狙われ、ヒロインとの悲しい別れが。前半はほのぼのするストーリーですが、クライマックスからは切なく、ラストには感動の涙が流れます。

Kboardライター

心を閉ざした少女と人間と初めて触れ合うオオカミ少年の物語。韓国で大ヒットしたファンタジー映画です。ソン・ジュンギが演じているのは人間社会を知らないオオカミ少年。野性的な姿や子どものように純粋なキャラクターをセリフなしで熱演してます。オオカミ少年に興味を持つ少女を演じるパク・ボヨンが可愛い。心通わせていく過程はコメディ要素もあって面白いけど、後半からラストがせつないです。ユ・ヨンソクは今までイケメン役ばっかり観てたので、この映画の役にはちょっとビックリしました。

パク・ボヨンは可愛いし、オオカミ少年役ソン・ジュンギの人間界のルールを何も知らない子犬感がたまらない。母親が、病弱なヒロインが田舎のきれいな空気の下で高卒認定の勉強ができるようにと親子で越してきた家で出会った言葉を話さずホームレスのような汚い身なりの不思議な少年。人間らしい事を何も知らず犬のような彼をヒロインが勉強そっちのけで「犬のしつけ」本に習って手名付けていきます。完全に“飼い主に従って甘える犬”なソン・ジュンギが可愛いです。上手にできたら撫でてほしくて頭を差し出すとか、純粋無垢な顔で学ぼうとする姿とか、2人の関係性が微笑ましくて癒されました。一方でクライマックスはとても切なくて涙が出ました。意地悪なオーナーの息子役のユ・ヨンソクは、今では大好きな俳優さんですがこの時の彼(役柄)はすごくムカつきましたね。

泣ける泣ける。号泣。