COLUMN コラム

亡き同性パートナーの家族に尽くす主人公の愛と葛藤を描く台湾映画『親愛なる君へ』が7月23日公開

公開日 2021/07/16 18:39

変更日 2024/06/20 20:01

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なぜ主人公は亡き恋人の家族に尽くし、罪を被ったのか?BLのリアルなその先をミステリー&サスペンスを絡めて描き、台湾アカデミー賞3冠受賞の『親愛なる君へ』をご紹介します。

その背景には亡き恋人の離婚と死に関して深い罪の意識があったのです。
SNS社会ゆえに明らかになり引き起こされた愛憎。

それは男女のカップルでもありがちなことですが、同性愛ゆえにジエンイーの怒り、悲しみはより深く、暴走した行動に出てしまいます。その後悔が恋人の家族を守り抜く誓いに。

台湾では80年代の民主化運動にともない、LGBTの権利獲得運動も盛り上がりを見せはじめ、2003年には台北でLGBTのイベントが開催され、翌年から大規模なパレードになるほど盛り上がりをみせました。

もちろんキリスト教系の団体を中心とした反対派の抗議も強くてありましたが、
ついに2019年にはなんとアジア初同性婚が認められるまでになったのです。とはいえ、まだまだ誰もがオープンにするまではいかず、そこには本作のような葛藤や悲劇が起こっているはず。

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