COLUMN コラム

亡き同性パートナーの家族に尽くす主人公の愛と葛藤を描く台湾映画『親愛なる君へ』が7月23日公開

公開日 2021/07/16 18:39

変更日 2024/06/20 20:01

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なぜ主人公は亡き恋人の家族に尽くし、罪を被ったのか?BLのリアルなその先をミステリー&サスペンスを絡めて描き、台湾アカデミー賞3冠受賞の『親愛なる君へ』をご紹介します。

実は監督とは、大学時代からの知り合いで青春時代の仲間、兄弟のような関係とか。本作はそんな監督がジエンイー役をズーイーに当て書きしたそう。
「光栄なことです。監督のほうが3歳年上ですが、友人付き合いをして定期的に連絡を取り合っていました。
俳優を愛してくれる監督の作品に出演できて嬉しいです」

亡き恋人の母親役を演じて台湾アカデミー賞助演女優賞を受賞したチェン・シューファン とは初共演。
「彼女はベテランですが、決して偉そうにしない。あたたかい人柄で後輩の世話してくれる。僕を非難するシーンのあとは頭を撫でてくれたり、出番がない登山のシーンでもみんなに栄養食品の差し入れをしてくれました。俳優のお手本のような人なんです」

恋人役のヤオ,チュエンヤオは、同じ国立台北芸術大学の卒業生でもあり信頼できる共演者。
「撮影前に、ふたりが知り合ったきっかけや互いの生活のディテールまで話し合いました」

「愛に性別は関係ないと信じている」と語るズーイーが、本作でいちばん心に響いたところは、
「自分のせいで恋人が亡くなった。でも、ネガティブな感情をすべて受け止め、自分のことを諦めずに人を愛し続ける能力をジエンイーが失っていないところに感動しました。その大切さが、いまこの年齢になってよりわかりました」

「演技で重要だと考えているのは、眼差し。喋っていないときのやりとり。本作でも、愛の眼差し、恨んでいるときの眼差しなど、いろんな眼差しの表現を見ていただけると思います」

©︎Touch of Light Films Ltd.

「これからも俳優として信念を持ってやっていきたいと考えています。やりたい役?僕自身はシャイで話の中心にはいない端っこにいるタイプです。だからあまりしゃべらない役がいいかな(笑)」

40代といえば、日本でも西島秀俊や高橋一生など実力派の素敵な俳優がいますが、モー・ズーイーは華流アラフォーイケメンとしてぜひ覚えておきたい存在です。



7月23日より全国順次公開

◇作品情報
監督:チェン・ヨウジエ
キャスト:モー・ズーイー、ヤオ・チュエンヤオ、チェン・シューファン、バイ・ルンイン
原題:親愛的房客
製作年:2020年
製作国:台湾
配給:エスピーオー、フィルモット

© 2020 FiLMOSA Production All rights

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