公開日 2022/05/18 22:00
変更日 2024/06/20 12:09
HONG KONG - AUGUST 28: South Korean actor Kang Ha-Neul attends 'Midnight Runners' press conference on August 28, 2017 in Hong Kong, China. (Photo by Visual China Group via Getty Images/Visual China Group via Getty Images)
韓国のアクション映画と言えば、ド派手で見ごたえ抜群のシーンが魅力。作品によって格闘、銃、戦闘機など多彩なアクションを楽しめます。今回は、韓国映画作品のなかから、特におすすめしたいアクション映画の名作を紹介していきましょう。【2023/04/15 更新】
施設から逃げ出した少女・ジャユンは、昔の記憶を失い、小さな田舎町に住む農家の夫婦に拾われて幸せに暮らしていた。女子高生になったジャユンは、育ての両親に迷惑をかけないために自身の病気の治療費稼ごうと決意。そしてテレビ番組の出演をきっかけに秘めていた超能力を披露してしまう。ジャユンの存在に気付いた施設の人間たちは、ジャユンを捕えようと動き出す…。
2018年公開、パク・フンジョンによる映画作品。上映時間は125分です。
超能力を駆使したバトルアクションは、見ごたえ抜群です。純粋無垢な高校生ジャユンが、追いつめられるものの、生まれ持った能力を駆使して施設の人間たちと戦っていきます。しかしその先には、予想外の結末が待っていました。ジャユンが失った記憶に隠された秘密とは。そして施設の人間たちによる強襲を切り抜けることができるのか。見ごたえ抜群のアクションだけでなく、あっと驚かせる展開も魅力です。
「パラサイト 半地下の家族」でキム一家の長男を演じたチェ・ウシクも登場しています。
2023年には新人女優シン・シアのデビュー作となる続編の上映も決定しています!
2031年。地球温暖化を解消するために使用された化学薬品によって、地球に氷河期が訪れた。殆どの生物が死に絶えるなか、人類は「スノーピアサー」と呼ばれる列車のなかで生き残っていた。しかし車内は階級制度が存在し、富裕層と貧民層で異なる生活を送っている。カーティスは貧しい生活から抜け出すために、仲間たちとともに復讐を計画する。そして行く先々で何度も妨害に遭いながらも、先頭車両を進んでいく…。
アカデミー賞を受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」や2003年公開映画「殺人の記憶」など、現在も数々のヒット作を生み出している有名なポン・ジュノ監督と映画「オールド・ボーイ」で有名なパク・チャヌクがタッグを組んで制作された不朽の名作。
本作もカンヌ国際映画祭などを始め、国内外で高い評価を受けています。上映時間は127分です。
列車という狭い空間のなか、大人数で行われる戦闘が見どころ。列車の先頭の目指して進むカーティスたちですが、その先々で驚愕の真実が待ち受けています。先頭車両が近づくにつれて、車両の景色が変わっていくのも印象的。
2006年公開の映画「グエムル-漢江の怪物-」や光州事件を題材にした2017年公開の映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」で有名なソン・ガンホも出演しています。
とある夜、ヤクザのリーダーチャンが何者かに襲われる。命の危機を脱したチャンは、犯人探しに奮闘する。一方、刑事のチョンは無差別に人を殺している犯人の行方を追っており、チャンがその連続殺人事件の被害者ではないかと気づく。殺人鬼の手がかりを掴むためにチャンと会うが、復讐を決意し、協力する気配を見せない。チョンはお互いの目的のために、猟奇殺人の犯人捜しのために手を組むことを提案する…。
世界中から注目を集めている人気俳優、マ・ドンソク主演のノワール映画。上映時間は110分です。長編シリーズでもある2018年公開の映画「犯罪都市」など作品によってさまざまな顔を見せてくれるドンソクですが、今回は極悪非道・残酷・凶暴と見事な悪人を演じています。殺人犯に襲撃され、重傷を負いながらも果敢に立ち向かうドンソクの姿は迫力抜群の演技や、バイオレンスなシーンに注目してください。
クォン・ユは、オンラインゲームをするために向かったインターネットカフェで、落とし物の携帯電話を拾う。しかしそのことがきっかけで、殺人事件の冤罪をかけられてしまい、逮捕されてしまう。クォンは母親と共に「自分は無実だ」と訴えるが、信じる者はいなかった。絶望的な状況のなか刑務所で壮絶な日々を過ごすクォンだったが、無実を信じていた母の死をきっかけに、壊れた人生を取り戻すために脱獄を決意する…。
無職のゲーマーという異色の主人公が、社会の闇に立ち向かうストーリー。ゲームの仲間たちが集結し、黒幕と戦っていきます。上映時間は126分です。
ヒロインには、2011年公開の「サニー 永遠の仲間たち」や2014年公開の「怪しい彼女」に主演したシム・ウンギョンが務めました。
ゲームの世界を遊んでいるような体験を楽しめる映像美が魅力。そのほかにも爆発シーンなど迫力抜群な要素もあり、カーアクションなど手に汗握るスリリングなシーンも見どころ。目が離せない素晴らしい展開が続きます。果たしてクォン・ユは、平和を取り戻し、平凡な日常へと戻れるのでしょうか。
舞台は2024年の朝鮮半島。国家間の緊張減少により韓国は、北朝鮮との統一を図る。
そして新たに準備政府の立ち上げを行うが、各国からの圧力と国内のレジスタンスにより状況は悪化。
政府は国民によるレジスタンスの最大勢力・ノクトを制圧するため新しく最強の警察組織を設立し、暴力をもってこれに対抗する。
血で血で洗う日々を続けるなかで、やがて恐れていた悲劇が起こってしまう…。
近未来が舞台で、学校や展望台、地下水道など様々な部隊で戦闘シーンが繰り広げられます。上映時間は137分です。
特に地下水道という狭い空間で、大勢の敵を次々と倒していくイム・ジュンギョンの立ち振る舞いも絶妙
で、目を奪われます。何度も繰り返し見たくなる場面の一つです。
アクションだけでなく、ユニとの関係性や陰謀に翻弄されながらも奮闘するジュンギョンの姿など楽しむポイントです。
元女格闘家のイネは、過去の罪で服役していたが出所の日を迎える。
知的障害を抱えている妹のウネとの生活を再開したものの、突然失踪してしまう。
周囲に助けを求めるが相手にされず、イネは単独でウネを探し始める。
そこには衝撃的な真相が待っていた…。
主演のとなる心優しい姉のウネ役を務めるイ・シヨンはボクシング経験者であり、秀逸なアクションシーンが楽しめます。1人孤独に、悪と立ち向かう姿に注目してください。上映時間は94分です。
特に車内で繰り出される格闘はスリリングで、、動きが制限される空間だからこそ強烈な印象を受けました。
妹の見つけ出すためにとにかく事情を聴きだそうと必死になって、相手に残虐非道な行いも躊躇わないその姿に、目が奪われてしまうでしょう。
ハイヒールとワンピースという服装で軽快に動き回る姿は見事で、美しさを感じさせます。
なぜ幼い妹は消えてしまったのか。その悲しい真相は胸を切なくさせることでしょう。