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【K-boardインタビュー】『7番房の奇跡』のイ・ファンギョン監督最新作『偽りの隣人 ある諜報員の告白』

公開日 2021/09/15 17:10

変更日 2024/06/20 19:09

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ソン・スンホン主演『あいつはカッコよかった』や、大ヒット映画『7番房の奇跡』で知られるイ・ファンギョン監督が、金大中拉致事件をモチーフにした感動のヒューマン・サスペンス『偽りの隣人 ある諜報員の告白』の日本公開を目前にオンライン・インタビューに応えてくれました。

 

 

© 2020 LittleBig Pictures All Rights Reserved.

 
『あいつはカッコよかった』(04)で監督デビュー。続く女性騎手の夢と希望を描いたヒューマンドラマ『角砂糖』(06)で春史大賞新人監督賞を受賞。2011年には知的障害の父と6歳の娘の絆を描いた『7番房の奇跡』で韓国のアカデミー賞“大鐘賞”12部門にノミネートされ4部門受賞し、韓国歴代興収10位の大ヒットを記録。韓国を代表する映画監督の一人。
 
 
 
――『偽りの隣人 ある諜報員の告白』は、軍事政権下の韓国を背景に描いた社会派ヒューマン・サスペンスですが、イ・ファンギョン監督ならではの温かみに溢れた作品になっていて、監視チームの場面では笑うところもあって、とても素晴らしかったです。今回、監督がこだわった点について教えてください。

◆まず何よりも大切なのはキャスティングだと思いました。温かい心を伝えることができる俳優たちのアンサンブルが大切だと思ったんです。そういった俳優たちのアンサンブルを通して、1985年の世の中を見せるため、さらに美術のセットにもこだわりました。
 
 

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◆当時を振り返ると、楽しい思い出もありますが、息苦しいような、もどかしいような気持ちにもなります。当時は気づかなかった抑圧についても、今なら分かる気がします。観客にも「ああ、こんなことがあったな」と思い出をのぞき込むような気持ちになってほしいという思いで作りました。
 
 

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