公開日 2021/06/03 20:00
変更日 2024/06/20 20:56
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91xQg3kBsML._SX300_.jpg
世界各国でリメイクされた話題の作品『家族の秘密』。失踪してしまった最愛の娘を探すために、様々な苦難に立ち向かう一人の女性を描いた作品です。そしてここでは韓国版『家族の秘密』のあらすじやキャストのほか、視聴方法などもまとめてご紹介していきます!
韓国屈指の財閥一家、ジンワングループの長男テソンと結婚したジョンヨン。
そんな彼女の唯一の癒しは最愛の娘ウンビョル。
ウンビョルは間もなく結婚することになっていましたが、結婚式当日、彼女の姿がありません。
すると、ジョンヨンの元にウンビョルから電話が入ります。
「ママ、愛してる」とだけ言い、一方的に切れてしまった電話に異変を感じたジョンヨン。
そして父であるテソンも、この電話から事件の可能性を疑い始めます。
しかし、拉致事件に関与していることで、イメージダウンに繋がることを恐れたジンワン一家は、事件性を認めようとはしません。
この状況に呆れたジョンヨンは、元恋人であり江南警察所の刑事ジュニョクへ、捜査の協力を求めます。
その後、誘拐犯とみられる男性から電話が入ります。
「娘を返して欲しければ50億ウォンを用意しろ」と身代金を要求してきたのです。
ここまでの大金を工面出来ないジョンヨンは、ジンワングループの会長に「お金を準備してほしい」とお願いしますが、「50億ウォンを出す代わりにテソンと離婚しろ」という条件を出されてしまいます。
「娘のためなら」と離婚を承諾したジョンヨンは、身代金をかかえ犯人のもとへ向かいましたが、結局ウンビョルを返してもらうことは出来ず、大金だけが無くなってしまうのでした。
さらに、捜査中に見つかった証拠から、この事件にジンワン一家が関わっていることが判明。
これにより、表面上は仲良く見えていたジンワン一家が崩壊。
嫉妬や恨みがむき出しになり、自分の家族を警察へ密告する者まで出てきてしまいます。
その後、ウンビョルが監禁されていた倉庫が、テヒの夫サンミンの祖母の家だということが判明。
誘拐犯として、サンミンに疑いがかけられます。テヒがサンミンに真相を迫ったところ、彼は自分が誘拐犯であることを告白。
この誘拐は、サンミンの息子ゴヌとウンビョルの結ばれない恋を実らせてあげようとした、サンミンの親心から始まったものでした。
彼はウンビョルが誘拐されたかのように仕組んだ後、2人の身を隠し、駆け落ちさせようとしていたのでした。
この計画を知ったテヒは激怒。このままでは誘拐犯の妻となり、後継者争いに参加できなくなってしまうと考えた彼女は、本格的にウンビョルを誘拐することに。
しかし、テヒの度が過ぎる誘拐計画により、ウンビョルは命を落としてしまうのです。
数日後、真犯人がテヒとサンミンだと知ったジョンヨンは2人へ復讐することを決意し、失踪します。
そしてテソンは、妻と娘を同時に失った辛さから理事長を退くことに。
2年後、ジンワン一家が参加していたオークションに、エリス・ハンと改名したジョンヨンが現れます。
彼女は、2年間海外へ渡り美術を勉強した後、韓国へ帰国し、テヒへ復讐することにしていたのです。
ジョンヨンが生きていることを知ったテヒは、「自分の過去が明るみになるのでは?」と不安に駆られる日々。
そんな中、デパートで偶然ウンビョルに似ている女性を見つけたジョンヨン。
ところが、その女性はペク・スジョンと名乗り、ジョンヨンのことは知らないと言い放ちます。
あまりにも娘にそっくりだった為、スジョンのDNA検査をしたところ、見事ウンビョルと一致。同時にウンビョルが記憶喪失になりスジョンと名乗っていることを知ります。
数日後、スジョンはある出来事により記憶が蘇り、ウンビョルに戻ります。
これにより、自分の過去をすべて思い出した彼女は、母と共に復讐する計画を立てるのです。
復讐されると気づいたテヒは、真っ向から勝負しようと色々な策略を立てます。しかし、この策略によりテヒの娘が命を落としてしまうのでした。
そんな矢先、テヒとサンミンの過去が明るみになってしまい、とうとう2人は逮捕されます。
この逮捕をきっかけに、自分を見失ってしまったサンミンは自殺。
さらに、テヒが脳腫瘍に侵され、余命わずかであることが判明します。
自分の人生が残り少ないことを知り、過去を振り返るテヒ。ここでようやく自分が犯した罪の大きさに気づきます。
そして彼女は、後悔してもしきれない過去に嘆きながらこの世を去るのでした。
長い間テヒにより苦しめられていたジョンヨンとウンビョル。
それでもテヒの孤独な人生がどこか自分と重なって見えたジョンヨンは、彼女の墓の前で、「全てを許す」と言葉をかけてお別れします。
こうして、再び親子の時間を取り戻すことが出来たジョンヨンは、ようやく心から笑顔になることが出来るのでした。