公開日 2022/07/25 21:00
変更日 2024/06/21 10:23
BUSAN, SOUTH KOREA - OCTOBER 06: South Korean director Bong Joon-Ho arrives at the opening ceremony of the 26th Busan International Film Festival at the Busan Cinema Center on October 06, 2021 in Busan, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
ポン・ジュノ監督作品には、どういったものがあるのでしょうか?1969年大邱広域市出身。1994年に監督デビューをして以降、次々と映画作品を発表。現在は世界的にも知られている、名監督です。名監督が手掛けた作品の中で、特におすすめの作品についてご紹介します。
「母なる証明」はポン・ジュノ監督作品には珍しい、女性を主人公にした映画です。
母親は、子供のためならばどこまで出来るのでしょうか?
殺人犯として逮捕された息子トジュンの無実を晴らすために、母親は東奔西走。
人間の奥に潜む心の闇を描かせたら、ポン・ジュノ監督の右に出る者なしです。
○KINENOTEスコア:78.6点
「殺人の追憶」は、1980年代に韓国で実際に発生した殺人事件を描いたサスペンス映画です。
捜査関係者や事件の詳細は実際と違っているものの、忠実に再現したシーンも含まれています。
映画で描かれているのは、不条理の世界。
どんなにもがき苦しんだとしても、どうにもならない事もあるのです。
○KINENOTEスコア:80.03点
アカデミー賞作品賞を受賞。文句なしです。
何か事件が起こるわけでもなく、お金持ち一家に”パラサイト”した半地下家族を描いた作品となっています。
空気感を描くポン・ジュノの手腕が、見事に発揮。半地下のシーンはジメジメした空気を作り出し、お金持ち一家のシーンには高級感ある空気に。
目に見えない空気を映像にした作品は、世界中の映画を探しても見ないスタイルです。
○KINENOTEスコア:82.2点