公開日 2024/11/29 11:45
変更日 2024/11/29 11:45
'Love In The Big City' Press Screening INCHEON, SOUTH KOREA - SEPTEMBER 23: South Korean actress Kim Go-Eun attends "Love In The Big City" press screening at COEX MEGA box on September 23, 2024 in Incheon, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
韓国興行収入が100億円を突破した『犯罪都市4』、1000万人を超える動員を記録した『破墓/パミョ』など、今年も盛り上がりを見せる韓国映画界。映画はドラマのように同日配信とはいきませんが、最近は日本上陸も早いため本国の新作情報もGETしておきたいところ! そこで本記事では、近年本国で公開され話題を呼んだ韓国映画4作品を見どころとともにお届け! 日本で上映予定の作品も紹介します。
観客動員数750万人を突破した、2024年下半期のヒット作『ベテラン2』。
本作は、2015年に観客動員数1300万人越えを記録した『ベテラン』の続編。メインキャストは続投、『モガディシュ 脱出までの14日間』『密輸 1970』に続き不敗神話を更新したリュ・スンワン監督の最新作です。
”2”から新たに加わったのは、最近『となりのMr.パーフェクト』を通し甘いマスクで視聴者を魅了したチョン・ヘイン。本作でこれまで見たことのない、最強フィジカルと信念を持つ青年を好演し新境地を開拓! 他にもオ・ダルス、チャン・ユンジュ、さらにアン・ボヒョンも出演しています。
家族はそっちのけ、昼夜構わず犯罪者を追いかけるベテラン刑事ドチョル(ファン・ジョンミン)と強力班の刑事たち。ある時事件が発生すると、過去の事件との関連性を見つけ、全国を賑わせていた連続殺人事件に辿り着く。捜査が難航する中、再び殺人事件が発生。現場でドチョルの目に留まった末っ子刑事ソヌ(チョン・ヘイン)を仲間に迎え事件を解決しようとするのだが…。
ドラマ『ヴィジランテ』や『ヴィンチェンツォ』を彷彿とさせる、悪が悪を成敗するダークヒーローが暗躍するストーリー。正義を貫き、悪と対峙する熱き刑事たちの姿を描きます。
本作1番の見どころは激しい逮捕劇。雨の中倒し倒されの攻防戦、カーアクションは大迫力! 特にチョン・ヘインとファン・ジョンミンが歯を食いしばり全力で殴り合う場面は圧巻で、手に汗握ります。
法の脆さ、正義の有無、悪の境界線…。現代社会にも起きうる問題を提起し、考えさせられる内容は没入度も高め。ベテラン陣、チョン・ヘインの好演も相まって2時間があっという間の良作です。
※日本公開は執筆時点で未定。(本国公開2024年9月13日)
【2024年版】愛らしさが魅力!あなたが“弟にしたい”韓国俳優ランキング
「Girl’s Day」のヘリが初のチアリーディングに挑んだ青春映画『ビクトリー』。
公開からわずか1ヵ月で興行成績1位の快挙を達成。ボックスオフィスでも1位を記録するなど話題を呼びました。
超初心者メンバーで構成されたチアリーディングサークル”ミレニアムガールズ”。唯一の経験者であるセヒョン(チョ・アラム)に指示を仰ぎながら、校内でヒップホップスターと称えられるピルソン(ヘリ)、ミナ(パク・セワン)がチームメイトと共に音楽とダンスで人々を応援する物語。
パワフルで希望に満ちた姿が輝かしい…! はじめは頑固なピルスンたちも、仲間と切磋琢磨し成長する姿に、元気と勇気をもらえます。
同時に描かれる、父親たちの苦労。昼夜休みなく労働を強いられ「家族のため」と毎日を踏ん張る人たちを癒し励ます様子はほっこり。心温まるシーンも満載です。
私、そしてあなたも毎日がビクトリー! パワフルなメッセージを届け、頑張るすべての人を応援する一作です。
※日本公開は執筆時点で未定。(本国公開2024年8月14日)
『パチンコ – Pachinko』のノ・サンヒョン、『破墓/パミョ』のキム・ゴウン主演。等身大の演技に心をグッと掴まれる本格ロマンス『大都市の愛し方』。
自由な魂を持ちながら愛を欲するジェヒ(キム・ゴウン)と、夢のためなら恋や友情は後回しのフンス(ノ・サンヒョン)。恋愛スタイルは違えど、心置けない2人は同居を始め、歳を重ねながら深まる友情、すれ違い、愛の間で揺れる心を繊細に描き出します。
全ての要素をオーバーにせず、リアルに忠実な点がこの映画のストロングポイント。自分もいつか経験したような学生時代、社会生活、友情、恋、家族…。色とりどりの感情が押し寄せ、知らぬ間に登場人物に感情移入してしまいます。
中でもキム・ゴウンのふり幅のある演技は見事。学生時代の自由奔放さ、就職活動に挑む真面目さ、人間関係の歪みなど、感情の機微をリアルに表現していて説得力がすごい。『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』『ユミの細胞たち』とロマンスを成功に導いてきた彼女の、奥深い演技に驚かされます。
女性監督イ・ヨニの感覚的な演出も光り、本国の2、30代の男女から熱い支持を受ける今人気の一作です。
※日本公開は執筆時点で未定。(本国公開2024年10月1日)
最後は、日本で2025年1月17日(金)に公開が決定した映画『勇敢な市民』。
正規雇用の座を手に入れるため、学園内の悪事に目をつぶり過ごしていた元ボクシング王者、現教員のソ・シミン(シン・ヘソン)。ある時、耐え難い暴力の現場を目にすると、抑えきれぬ怒りから正体を隠し、悪者に成敗を下していた。そこに現れた学園のボス、ハン・スガン(ジュニョン)。悪の根源と正義を背負った教員が、学園全体を巻き込み激しい火花を散らす!
ジュニョンが歴代最悪とも言える悪役に挑戦。シン・ヘソンは缶詰状態で猛練習したというボクシングがべ―スの激しいアクションに挑むなど、キャストの熱演に息を呑む…!
韓国の社会問題である”校内暴力”を扱い、その惨さやSNSが引き起こす悲劇に胸を痛めるシーンも。「誰かが勇気を出さなければならない」そんなメッセージが込められ、本国でも若者たちを中心に共感の声が相次ぎました。
韓国で9.8点の高評価を記録した大人気のWEB漫画が原作。明確で揺ぎの無いストーリーに加え、ラストはスカッとする痛快感が味わえる一作です。
【韓国映画】全作日本で上映&配信中「観て良かった!」実力派の演技が光る名作ぞろいの韓国映画4作品
気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。