公開日 2022/05/15 19:00
変更日 2024/08/06 11:24
The Chosunilbo JNS
韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞。毎年誕生する多くの韓国ドラマの中で、芸術的に高評価された韓国ドラマが今年も決定しました。ですが毎年、「枠が足りない!」となるのは恒例のこと。本記事では韓国視聴者の中で、「なぜノミネートがない?」と驚きの声があがった21年の傑作韓国ドラマ10作品をご紹介!
1990年代後半、韓国で動機のない強姦殺人が多発していた。 赤いキャップをかぶった犯人が民家に侵入し女性に性的暴行を加える事件が発生するが、警察は犯人を捕まえられずにいた。そんな中、また女性が遺体で発見される。刑事のハヨン(キム・ナムギル)は赤いキャップの犯人を追跡していたが、一緒に事件を捜査していた強力班の刑事は被害者の恋人を事件の容疑者候補として捜査を進める。しかしいくつかの点に疑問を持ったハヨンは鑑識係長のクク・ヨンス(チン・ソンギュ)と共に再び事件現場を調べ、別の人物の指紋を発見するが…。
同名小説を原作に、90年代連鎖殺人犯たちの心を読むため奮闘する韓国初のプロファイラーたちを描くドラマ。
『熱血司祭』をヒットに導いたキム・ナムギルがSBSドラマにカムバック!プロファイリング、サイコパスといった言葉の概念すらなかった時代に連続殺人犯を“追う”人々の姿を描き、高い評価を得ました。
百想では主演のキム・ナムギルが最優秀演技賞にノミネートを果たしましたが、作品関連の賞でもノミネートされるだろうと予想されていただけに、驚きの声があがりました。
新入社員だった頃から役員になることを目標に、骨を埋める覚悟で必死に働いてきたワーカーホリックのタン・ジャヨン(ムン・ソリ)はハンミョン電子の本社人事チームで社内の人員削減の任務で希望退職を進める仕事にまい進していた。チーム長昇進の発令を受け地方の事業部に赴任することになり、そこで憎き元夫、ハン・セグォン(イ・サンヨプ)と再会し落ち着かない心中でいた。
一方、22年目の開発者チェ・バンソク(チョン・ジェヨン)は、昔はヒット家電や特許技術を生み出すヒットメーカーだったが時代の変化を察知し、他の開発チームへの異動希望を出す。しかし異動先のチーム長セグォンから疎まれ、人事チームに追いやられる。開発チームに戻るために人事チームで奮闘するが、社内で起きるさまざまな問題の中で新たなことに気づいていく…
それぞれ大事なものを守るため懸命に働いてきたサラリーマンがリストラや不当人事に立ち向かう、今までになかった、“人事部”の視点で描くオフィス奮闘記。会社に生き残るために、自分が役に立つことを絶えず証明しなければならない労働者たちの悲哀を込めたコメディは、ドラママニアたちから高い評価を得ました。
「中年版ミセン」とも言われ、派手さはなくとも、働く全ての人々の共感を呼んだ笑いと感動の話題作です。
韓国の映画雑誌「シネ21」が実施した、2021年を輝かせた韓国ドラマシリーズTOP10でも、4位に輝いていた作品なだけに、「ノミネート作に挙がるのでは?」と予想されていた作品でした。