公開日 2025/04/25 17:00
変更日 2025/04/25 17:00
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まだまだ続きます! 韓国・慶州(キョンジュ)レポート後編。若者に人気のファンニダンギルと、韓国ドラマ『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』のロケ地である月池と東宮、夜景が美しい『ザ・キング:永遠の君主』のロケ地、月精橋を巡ります。韓服体験、10円パン、SNS映え間違いなしの塩パン専門カフェにも行ってきました!
慶州の新たな観光スポットと言えばここ! おしゃれなお店が集まる「ファンニダンギル(皇理団通り)」。
レトロな建物を改装し、慶州の歴史ある雰囲気を活かした建物が立ち並ぶ今人気の通りです。
韓国観光公社の「2025~2026 韓国観光100選」にも選定されており、梨泰院(イテウォン)のキョンニダンキル、釜山(プサン)のヘリダンギルに続き、2017年に作られました。
カフェ、軽食店、レストラン、ゲームセンター、写真館、似顔絵、文具店と、数えきれないほどの様々なお店が。
韓国旅行のショッピングで欠かせないお店「オリーブヤング」も! あらゆるものが手に入る「ファンニダンギル」を散策します。
日本でもおなじみの”10円パン”。通りを歩いていると10円パンのお店がたくさんあり、行列ができています。「どのお店が元祖なのか」ガイドさんに尋ねると、どのお店も元祖を名乗っているのだとか(笑)。
チーズがびよ~ん! 中身がチーズとあんこで選べるのですが、どちらも美味! 個人的にはあんこの方が好みでした。(1個3,500ウォン)
「ファンニダンギル」では、韓服をお安くレンタルできるのも魅力。
新羅時代にタイムスリップしたような気持ちで通りを散策できます! せっかくなので筆者もお着替え。2時間コースを選択(25,000ウォン)。「善徳女王にしてください」とお願いし女王ルックで散策しました(笑)。
ソウルではあまり見かけませんが、ここ「ファンニダンギル」では韓国人の観光客も韓服を楽しんでいましたよ♪
住所:韓国 Gyeongsangbuk-do, Gyeongju-si, Hwangnam-dong, Cheomseong-ro 99beon-gil, 30 KR 22 5 (Googleマップ)
営業時間:9時30分~19時30分(土日 10時~18時30分)
料金:15,000ウォン~(1時間コース~)
韓服に着替え通りを歩いていると、脇道にもたくさんのお店が。その中で見つけた塩パン専門店「小夏塩田」。お店の前には塩田をイメージした庭が広がっています。
可愛い大きなパンの数々…! 黒ゴマからティラミス風味まで、工夫を凝らした塩パンが並びます。
筆者はトリュフ塩パン(4,000ウォン)と、キャラメル塩パン(4,800ウォン)をチョイス。飲み物は塩田スパナー(アイスコーヒーと塩クリーム/6,300ウォン)、カフェラテ(5,300ウォン)を頂きました。
塩と砂糖、バターの相性が最高! 塩田スパナーもこれまで飲んだことのない塩と苦み、甘みが新鮮でした。塩とコーヒーって、合うんですね~。店内は女子トークに花を咲かせる韓国人で満席。新感覚の味を楽しめる「小夏塩田」、おすすめです。
住所:韓国 Gyeongsangbuk-do, Gyeongju-si, Sajeong-ro 57beon-gil, 15 1 階 (Googleマップ)
営業時間:10時30分~21時00分(20時30分ラストオーダー)
通り全体は平日の午後にも関わらず大混雑。一部店舗には行列も。そこで「ファンニダンギル」を訪れた理由、その魅力を韓国人の方に突撃インタビューしました!
「大邱(テグ)からの女子旅です。慶州は修学旅行以来の再訪で、ファンニダンギルがおしゃれと話題だったので来ました」(20代女性)
「釜山(プサン)からデートで来ました。最近は若い人の間で鉄板のデートコースになっているし、可愛いお店も多いので楽しいです」(20代カップル)
「慶州はゆったりしていて、心が落ち着きます。誰と来ても楽しめる場所です。特になんでも揃っているファンニダンギルはおすすめですね」(30代男性)
韓国人も遠方からわざわざここ「ファンニダンギル」まで足を運んでいることがわかりました…! まさにいま、若者に人気のホットプレイスというわけです。
(若者ではない)筆者も存分に楽しみ(笑)、「時間が足りない!」と後ろ髪を引かれつつ通りを後に。「ファンニダンギル」を全て回ろうと思うと最低でも1~2時間は必要。ショッピング、韓服体験、カフェを楽しみたい場合、その倍の時間は確保した旅程を組むと良いですね。
住所:韓国 Gyeongsangbuk-do, Gyeongju-si, Hwangnam-dong, Poseok-ro (Googleマップ)
アクセス:慶州駅からバスで約35分
「慶州駅(KTX)」→「ソラボル文化会館、ファンニダンギル」下車
次に訪れたのは「月池(ウォルチ)」と「東宮(トングン)」。
新羅王朝の華やな感性を今に伝える美しい史跡。かつて王族の離宮として使われたこの地は、国の重要な儀式や宴が催された格式高い場でした。
「月池」という名は近年の呼び名で、古代には「雁鴨池(アナプチ)」として知られていました。その名前通り人工池の周りには雁や鴨、四季折々の草花が配され、自然と調和する理想郷が表現されていたと言います。
この幻想的な雰囲気…。引き込まれるような美しさです。平日の夜でも多くの観光客でにぎわい、カメラを構える人の姿が絶えません。
池の奥にある「東宮」は、かつて新羅王の世子(セジャ)の住まいや迎賓館として使われ、一部復元された建物からは当時の壮麗な建築美を垣間見ることができます。
ここ「月池」と「東宮」は『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』のロケ地でもあります。物語序盤、セゲ(ソ・ヒョンジン)とドジェ(イ・ミンギ)が会話をするシーンの背景として使用されました。美しく印象深いシーンなので「あ! 」と思い出す人も多いはず。
昼は穏やかな歴史散策に、夜はロマンティックなひとときを過ごせる魅力的な観光地です。
住所:102 Wonhwa-ro, Gyeongju-si, Gyeongsangbuk-do, 韓国 (Googleマップ)
営業時間:9時~22時(最終受付21時30分)
入場料:大人3,000ウォン/小人1,000ウォン
アクセス:慶州駅からバスで30~40分
「慶州駅(KTX)」→「東宮と月池」にて下車
慶州最後の観光地は「月精橋(ウォルチョンギョ)」。
慶州の旧市街を流れる南川(ナムチョン)に架かる、新羅時代の橋。朝鮮時代に失われたものが2018年に再建されました。名前に「月」の文字がある通り、月の光で橋が幻想的に輝く様は優雅で、まるで新羅時代へタイムスリップしたよう。
木造の屋根付き。両岸にはしっかりとした石造りの土台があり、中央部分には歩行者が通れる回廊が。
韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』のロケ地でもあるこの回廊。本編2話後半、ヨン(ウ・ドファン)とオクナム(キム・ヨンオク)が会話をするシーンで使用され、背景の美しさが目を引きます。
この回廊をウ・ドファンが歩いたと思うと、格別な気持ちになりますね。
訪れるのは夜景が美しい夜がおすすめ。22時まで開いているので、最後のコースにピッタリの観光地です!
住所:48 Gyo-dong, Gyeongju-si, Gyeongsangbuk-do, 韓国 (Googleマップ)
営業時間:9時~22時
アクセス:慶州駅からバスで約40分。
「慶州駅(KTX)」→「慶北WEB漫画キャンパス」下車、徒歩10分。
先ほどの「東宮」と「月池」から徒歩20分ほど。車なら5~6分で行けるのでタクシー移動がおすすめ。
※本記事の情報は、2025年4月時点のものです。
続いては、慶州から釜山(プサン)へ! 激ウマ海鮮グルメ、SNSで話題のドローンショー、オーシャンビューカフェ、世界No.1のスタバなど釜山の観光地をたっぷり紹介します!
旅レポ第3弾の公開をお楽しみに!!
気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。