公開日 2025/04/27 12:00
変更日 2025/04/28 10:24
SEOUL, SOUTH KOREA - NOVEMBER 23: South Korean actress and singer IU aka Lee Ji-Eun attends the 42nd Korean Association Of Film Critics Awards on November 23, 2022 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
今年も受賞式が5月5日に執り行われる<百想芸術大賞>。ノミネートが発表され、今年もワクワクが止まりません。そこで本記事では、韓ドラライターであり、これまで百想を追ってきた“百想オタク”でもある筆者が、ドラマ部門の受賞をガチで大予想! 皆様の予想も、ぜひコメントで教えてください♪
■ノミネート
・『白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜』美術
・『こんなに親密な裏切り者』撮影
・『ジョンニョン:スター誕生』音楽
・『スタディーグループ』武道(アクション)
・『地獄が呼んでいる2』VFX
大きな話題を呼んだ『白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜』の美術や、『ジョンニョン:スター誕生』音楽など、昨年今年の名作たちを裏方で支えた技術者たちがノミネートを果たした芸術賞。ここは、感覚的な演出美と、優れた美術と映像で魅了した『こんなに親密な裏切り者』撮影が有力かなと予想します!
■ノミネート
・キム・ウォンソク監督(『おつかれさま』)
・キム・ヒウォン監督(『照明店の客人たち』)
・ソン・ヨンファ監督(『こんなに親密な裏切り者』)
・イ・ドユン監督(『トラウマコード』)
・チョン・ジイン監督(『ジョンニョン:スター誕生』)
実は今年の百想、作品関連の賞は、例年に比べるとあまり迷いがなかったんですが、この演出賞(監督賞)だけはめちゃくちゃ悩みました…。『おつかれさま』も『ジョンニョン:スター誕生』も演出が印象的だったので、ここは本当に自信がないです。
ですが、やはり『こんなに親密な裏切り者』のソン・ヨンファ監督の、粘り強くて感覚的な演出が頭ひとつ抜けていたかなと! テレビ批評家25人が選定し、映画メディア「シネ21」が企画した「2024今年のシリーズ」でも、「今年の人物」監督部門に選ばれ、韓国内でもかなり高い評価を得ているので、ここはソン・ヨンファ監督を予想します!
■ノミネート
・キム・ジョンミン(『家族計画』)
・パク・ジスク(『オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』)
・イ・シウン(『ソンジェ背負って走れ』)
・イム・サンチュン(『おつかれさま』)
・チェ・ユナ(『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~』)
脚本賞は迷いがないです! ここは、「信じて観られるイム・サンチュン」と、『椿の花咲く頃』に続き、高い評価を受けた『おつかれさま』のイム・サンチュン脚本家が受賞すると予想! 最初から最後まで歴代級の完成度を見せ、全世代の人々の心を震わせた脚本はやはり圧倒的!
■ノミネート
・『ソンジェ背負って走れ』(tvN)
・『オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』(JTBC)
・『こんなに親密な裏切り者』(MBC)
・『トラウマコード』(Netflix)
・『おつかれさま』(Netflix)
はい〜〜ついにきました。放送部門の大目玉といえばやはり、作品賞ですよね。実はここも迷いがないです。 これまでの百想の受賞結果から、作品賞は、やはり大衆の評価や社会での影響力というよりも、“作品の完成度”に重きを置いているという感じがするんですよね。その観点からも『こんなに親密な裏切り者』(MBC)と『おつかれさま』(Netflix)の争いだと思うのですが、あらかじめ『おつかれさま』(Netflix)は大賞に乗るだろうと予想して、ここは、「シネ21」が企画した「2024今年のシリーズ」でも1位に輝き、韓国内で圧倒的高評価を得ている『こんなに親密な裏切り者』が受賞すると予想します!
信頼と疑いの間で揺れ動く人間の心理を深く掘り下げて、「家族の絆とは何か」を考えさせられるストーリーは、まさに芸術性や物語の緻密さを重視する百想の作品賞にズバリ! ただ、個人的には、これまで作品賞を受賞した作品はだいたい脚本賞にもノミネートされている印象(昨年の『恋人』はノミネートなし)なのですが、本作が脚本賞にノミネートされていないのが、やや引っかかる点ですね…。
『おつかれさま』が配信される前までは、『こんなに親密な裏切り者』が作品賞で、大賞は芸能のユ・ジェソク兄さんか、『白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜』もアリかな〜とか考えてたんですが(韓国内でもその見方が強かったです)、百想寸前にあんな圧倒的完成度のドラマが出てきたら、これは大賞予想するしかない! 大賞は、大衆からも愛され、全世代の心を震わせた『おつかれさま』が掻っ攫っていくのはないかな〜と考えています。
というわけでザザ〜っとになりますが、予想してみました! 今年の百想は、「歴代最高のドラマ」とも謳われる『おつかれさま』が最多となる8部門、昨年「最高のドラマ」と謳われた『こんなに親密な裏切り者』がそれに次ぐ6部門ノミネートで、やはりこの2つの作品が中心になりそうな予感がしてます。
この激戦ラインナップの中で、今年は誰が、どの作品が栄光を手にするのでしょうか? 韓国で5月5日に開催される授賞式が楽しみすぎます! ぜひ、皆さんの予想も教えてください!
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