公開日 2025/11/23 12:00
変更日 2025/11/23 12:00

'Mr. Go' VIP Screening SEOUL, SOUTH KOREA - JULY 09: South Korean actor Um Ki-Joon attends the 'Mr. Go' VIP Screening at COEX Mega Box on July 9, 2013 in Seoul, South Korea. The film will open on July 17, in South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
ドラマを面白くするのは主役だけじゃない…! むしろ悪役が強烈であればあるほど、作品が一層ドラマチックになるものですよね。そこで本記事では、登場するだけで物語の緊張感が増し、主人公の魅力さえ引き立つ! 韓国ドラマ界が誇る悪役を演じる名優5人を紹介。それぞれが演じた印象的な悪役と、その魅力を徹底紹介します。
韓国ドラマ界で悪役といえば、オム・ギジュン! 代表作『ペントハウス』で演じたチュ・ダンテは、その冷酷さと狂気じみた執念が強烈でしたね。富と権力を追い求める底知れぬ欲望、表情の裏に見え隠れする狂気を見事に体現し〈2020年 SBS演技大賞〉では最優秀男優賞を受賞しています。
彼はミュージカル出身の俳優としても知られており、あのゾクッとするような低音の響きはまさに舞台経験の賜物。その演技力で『被告人』では双子の兄弟を1人2役で演じ、理性と狂気のコントラストで圧倒。と思えば、過去には『ドリームハイ』で生徒たちを温かく導く音楽教師カン・オヒョク役を担い、優しいまなざしでほっこりさせてくれたことも。
冷酷な悪人から心優しい教師まで、幅広く演じ分ける彼の凄さは悪を単なる悪に見せないこと。人間の弱さや欲望、悲哀までを確実に捉え、それを観る者の心に深く刻みつける表現力! 今年で演技生活30年。積み重ねてきた経験と、徹底した役の分析力で視聴者を魅了し続ける名優オム・ギジュンです。
彼の代表的な悪役といえば『愛の不時着』のチョ・チョルガン。北朝鮮の権力と私利私欲のためには手段を選ばない冷酷さに、登場するたび緊張が走る男を好演。理性を装いながらも、ふとした瞬間にのぞく獲物を逃さない目。その恐怖感を与える演技は見事で、作品のヒットを支える重要な役割を担いました。
続く『五月の青春』でも、外面は穏やかで良識的に見えるのに、権力の影で人を追い詰めていく“裏の顔”を冷ややかに体現。サディスティックな演技に思わず「憎いほどにうまい!」と唸った筆者でした…。
オ・マンソク自身、整った顔立ちをしているので「ラブコメも似合いそう」と思う人も多いはず。実際、過去には『ぶどう畑のあの男』(2006)で純朴な農夫を演じ、視聴者の心をときめかせたこともあります。そんな安心感のあるルックスと柔らかな雰囲気が、悪役を演じるときには一転して最大の武器に。善悪の境界をにじませ、人間臭さまでも浮かび上がらせる彼の悪役演技は、もう一度観るのに勇気が要るほど(笑)、見事です!
韓国作品で「彼が出れば波乱が起きる」とも言われる俳優、ホ・ソンテ。代表作のひとつ『イカゲーム』では、極悪非道なチンピラ、チャン・ドクス役を怪演。力で支配し、他者をねじ伏せる圧倒的な暴力性を見せながらも、どこか哀愁を帯びた表情で視聴者の記憶に焼きつきました。
さらに近年では『餌(ミッキ)』で再び悪役に。と思えば、今年放送されたパク・ボゴム主演の『グッドボーイ』で、外見とは裏腹に情に厚い強力特捜チーム長役を担い、コミカルかつ温かな姿でイメージを一変させました。
実は彼、30代後半まで一般企業に勤めており俳優デビューは遅咲き。その人生経験が、役にリアリティーと厚みを与えているのかもしれませんね。
最近『濁流』や『暴君のシェフ』など話題作で悪役を務め、主人公を静かに、けれど確実に追い詰める役どころで圧倒的な存在感を放っているチェ・グィファ。
とりわけ『暴君のシェフ』では宮廷の王族、済山大君(チェサンデグン)を演じ、格式ある佇まいと裏の顔のギャップで物語全体を盛り上げました。
彼のキャリアは1997年に演劇でスタート。下積みを重ね『ミセン-未生-』の営業チーム代理パク・ヨング役を演じ注目を集めると、その後も『操作~隠された真実』『黄金の私の人生』『スーツ~運命の選択~』などで確かな演技力を発揮してきました。
彼の魅力は、そのビジュアルにあり。シャープな輪郭、大きく鋭い目、そして感情を一瞬で変える大きな口。穏やかな笑みを浮かべていても、どこか底知れない怖さを感じさせるオーラはいつ観てもゾクリとさせられます。悪役以外にも幅広い役柄を演じてきたベテラン俳優チェ・グィファ。善と悪、その狭間を自在に行き来できる稀有な俳優として、韓国ドラマ界に欠かせない存在です。
『ホン・チョンギ』や『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~』で悪役を務め、視聴者の心をざわつかせているクァク・シヤン。特に『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~』では、家庭内暴力の夫チョン・ファンソ役で妻を水攻めにし殺害するというサイコパスな姿を熱演。あまりのリアリティーに一部視聴者から非難が寄せられ、本人が謝罪コメントを出す事態に…。それだけ、彼の演技が上手いということですね。
『ホン・チョンギ』では、悪魔的な執着心を持つイ・フ役を演じ、欠落した愛と狂気の狭間で揺れる繊細な演技を披露。その吸い込まれるような瞳と、心に潜む狂気が作品全体を支配し、美しき悪として強烈な印象を残しました。
そんな彼は、SMエンターテインメントの練習生出身。18歳の頃からモデルとして活動し、長身のスタイルと端正なビジュアルを生かして広告モデルも務めてきました。華やかなルックスを持ちながらも、近年はその裏に潜む人間の闇をリアルに演じ切る俳優へと成長。悪役なのにカッコよくて怖い…、と思えば『美男堂の事件手帳』では抜け感のあるコミカルなキャラクターも軽やかにこなす、その演技の幅広さ。次はどんな役で魅せてくれるのか、期待せずにはいられませんね!
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気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。