公開日 2024/02/28 20:00
変更日 2024/09/09 18:25
TOKYO, JAPAN - MAY 20: South Korean actor Jo Byeong-Gyu aka Cho Byeong-Gyu attends the media call in prior to his first fan gathering event at Nissho Hall on May 20, 2023 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)
笑い泣き、時には教訓をあたえてくれる韓国ドラマに魅せられ、気づけば年100本以上視聴している筆者ですが、傑作もあれば、期待が大きすぎたな…というものまでさまざまです。そこで本記事では近年の韓国ドラマの中から筆者が独断と偏見で選んだちょっとがっかり&期待超えの作品をご紹介。作品選びの参考にどうぞ!
がっかり=大きな期待をしていた分その通りでなかったというニュアンスで、2作品紹介します。どちらも大作ですし、実際の口コミは賛否両論です。筆者の独断と偏見により選定したものですので、あしからず…。
昼は麺物屋の従業員、夜は悪霊と戦う正義の味方。特別な力を与えられたカウンターたちは、今日も命がけの戦いに挑む。この世の平和と、大切な人たちを守るため。
まず間違えないでほしいのは、“シーズン2”であること。シーズン1はスピーディーな展開と華麗なアクション、独特の世界観にどんどん引き込まれ、夢中になって駆け抜けたことを今でも覚えています。
シーズン1のヒット後、主演を務めるチョ・ビョンギュのいじめスキャンダルが勃発。主演交代がささやかれましたが、交代なしでシーズン2が制作されると知り期待値は爆上がり!指折り数えて放送開始を待っていました。
序盤は変わらぬ顔ぶれで登場する本国カウンターや“海外カウンター”という新キャラの登場もあり、これは期待できそう…と感じたのですが、前シーズンと同パターンの戦闘シーン、カン・ギヨン&のチン・ソンギュの行き過ぎた悪役姿がどこか不自然で、シーズン1のようなグッと引き込まれる没入感はなく最終回を迎えました。
個人的に好きだった、カウンターズの絆ややりとり。シーズン1では初々しく、歳の離れたメンバー同士の和気あいあいな姿に癒されたのですが、そんな様子がシーズン2ではあまり感じられなかったのも、惜しかった点。
伏線が回収され、ソムンのカッコよさが際立った最終回の仕上がりは◎!特に肉体改造をし、力強いアクションを魅せたチョ・ビョンギュの気迫は圧巻でした。
原作はまだ続いており、「シーズン3もお願いします」という口コミも。世界観自体は独自性があり、ダイナミックなアクションも楽しませてくれるので、次に期待したい作品です。
優しい養父母の金銭的負担を減らすため、実母クム・ラヒ(ファン・ジョンウム)と暮らすことにしたパン・ダミ(チョン・ラエル)。恵まれた環境に喜んだのもつかの間、そこから生活が一変する。ダミは大富豪のパン会長(イ・ドクファ)の孫にあたり、ラヒは遺産狙いで娘を引き取ったのだった。そんな中、ダミは新しい学校でアイドル志望のハン・モネ(イ・ユビ)と親しくなる。しかし、モネもまた己の欲望のためにダミを利用する。モネのせいでチンピラのミン・ドヒョク(イ・ジュン)が学校で大騒ぎし、ついには芸能事務所の代表ヤン・ジンモ(ユン・ジョンフン)によってフェイクニュースの主人公に仕立てあげられる。絡み合う嘘と欲望に巻き込まれたダミは…。
裏切り、憎悪、欲望、嘘、殺人、交通事故、記憶喪失など…韓ドラの要素をふんだんに詰め込みながら、世相を反映した題材で視聴者を魅了するキム・スノク作家の世界観。『7人の脱出』では、そんなスノク作家をはじめとする『ペントハウス』のスタッフ陣が再びタッグを組みとあり、筆者もファンの一人として大きな期待を寄せていました。
その期待通り、序盤は『ペントハウス』を彷彿とさせる(もはや同じ…?というくらい酷似している)爆発的なバッグサウンドと、目まぐるしい展開に釘付けに…!
回を重ねるごとにさらに「あり得ない」状況が展開し、ファンタジー要素も加わってまさにカオス!さすがのスノクワールドにどんどん引きずり込まれました。
欲を体現した浅はかで滑稽なキャラクターたちにも、次第に愛らしい気持ちが芽生え、クスっとわらい、不快感を感じながらも見てしまう演出はやはり秀逸です。
キャストの発狂演技にも慣れてくる物語中盤以降は、やや失速感が。刺激的な“要素”の連続に感情が追いつかず、物語も停滞気味に。謎が紐解かれる後半まで、没入できない時間が続きました。
本国では学生の校内出産、オーロラ、ユニコーンといった過激な描写に放送中断がささやかれ、作品への評価も分かれましたが、まだまだ物語は続き、今年続編となる『7人の復活』も公開を控えています。
ファン・ジョンウムをはじめとする、俳優陣の“極限の演技”は間違いなくハラハラさせてくれるので、伏線がすべて回収されずとも(笑)、病みつきになる展開、納得の行くエンディングに期待です…!
気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。