誰もが振り向く完璧な容姿を持つハンサムでマッチョな男性チョルス(チャ・スンウォン)は、7才児の知能の持ち主で町民に愛される人気者。ある日、彼の目の前に1台の車が現れ、運転手の女性に連れていかれた病院で大人びた少女セッピョル(オム・チェヨン)に出会う。母親はチョルスに「あなたが父親よ」と衝撃の告白をする。セッピョルの出生には祖母しか知らない秘密があるようで、難病を患い移植が必要なセッピョルのためにチョルスが連れてこられ、真実が明かされたのだ。セッピョルはチョルスを連れて病院を抜け出し、成り行きで大邱(テグ)に行くことに。一方、彼らを追っていた家族は、大邱でチョルスのカードを盗んだチンピラのせいで振り回される羽目に…。
COMMENT & REVIEWこの作品の感想・評価(1件)
ネタバレ有り
yanyan
容姿に恵まれながら頭脳は幼いままのチョルス(チャ・スンウォン)。そんな彼の前に、娘だという少女が現れます、重い病気を患う少女セッピョルは、どこか行きたい場所があるようで病院をこっそり抜け出し、なりゆきでチョルスとドタバタ珍道中を繰り広げることに…。ここまで見ると、ハートフルコメディなのですが、予想以上の悲しくも温かい展開でした。チョルスがなぜ頭脳が幼いままなのか、地下鉄の階段を下りられないのか…その秘密がわかった時、涙が止まらず。しかも、2003年に実際に大邱で起きた地下鉄放火事件がモチーフになっているので、実際に大惨事に巻き込まれた人の存在がちらつき、余計に涙が止まらず…。セッピョルを助けようとする人たちの行動にも感動。人のつながりや縁の大切さ、命のかけがえなさを感じる感動作でした。