REVIEW 今注目のドラマ

武道実務官

5
映画
武道実務官
ジャンル 韓国 コメディ アクション
配信サイト Netflix
製作年 2024年
  • ひよこリアクション1 0%
  • ひよこリアクション2 0%
  • ひよこリアクション3 100%
  • ひよこリアクション4 0%
  • ひよこリアクション5 0%

COMMENT & REVIEWこの作品の感想・評価(1件)

ネタバレ有り

Kboardライター
yanyan

yanyan

5
ひよこリアクション3
アクションだけじゃない!ぐっとくる主人公の成長物語!
2024/09/26
このレビューはネタバレを含みます。

再犯リスクのある前科者に対して、電子足輪をつけて対象者を監視し、犯罪を防ぐ保護観察官。タイトルの武道実務官は、保護観察官を守りつつ対象者を監視、犯罪抑止のために動く職業のこと。いわば肉体派の保護観察官に、主人公のジョンド(キム・ウビン)は欠員を補うためにスカウトされます。基本的なストーリーだけ見ると、『犯罪都市』のような犯罪アクション映画のように感じますが、個人的にはアクションよりもストーリー・脚本を評価したい作品でした。主人公のジョンドはすごく素直で優しい青年なのですが、「楽しいことだけをしたい」と仕事は父親のチキン屋を手伝う程度で、武道とeスポーツに励む毎日で、まぁふらふらしてるニートともいえるんですよね。そんな彼が、武道の腕前を買われて武道実務官として働くなかで、平和や正義を守ること、やりがいを見つけていきます。この過程が、すごく胸が熱くなる!ジョンドをスカウトし、上司兼相棒となるキム・ソンミン(キム・ソンギュン)の存在もすごくいい。彼が保護観察官になった理由を話すシーンは、ジョンドやその友達たちと同じように、じーんとくるし心動かされるものがあります。2人の仕事仲間を越えた信頼関係もこの作品のみどころです。だからこそ、物語佳境でキム・ソンミンがボコボコにやられてしまうのはすごくハラハラしましたし、命が助かったとわかったときは本当に安堵しました。先輩武道実務官の人が亡くなってしまったのは本当に悲しかったし、犯罪者に憎しみを感じたけれど・・・。犯罪者を制圧しスカッとするだけではなく、保護観察官・武道実務官がいかに危険な仕事かということも伝えてくれる内容になっています。展開のテンポの良さやコミカルシーンとアクションシーンのバランス、キャストどれも素晴らしかったけれど、「楽しいことは、ただ好きなことだけの中にあるものではない」というメッセージが1番胸に響きました。キム・ウビンは同じNetflixシリーズの『配達人』もよかったけれど、今作の明るく素直で人情味のあるジョンドのキャラクターがより魅力的にハマっているように感じました。キム・ソンギュンも改めていい俳優さんだなと思いました。

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