公開日 2024/06/16 20:00
変更日 2024/09/06 15:20
SEOUL, SOUTH KOREA - MAY 29: South Korean actor Sung Dong-Il attends during a promotional event for the 'Mr. Go' Showcase at the Westin Chosun Hotel on May 29, 2013 in Seoul, South Korea. The film will open in July in South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
【6月16日(日)は父の日!】韓国ドラマで魅力的な父親が描かれている作品や演じている俳優をご紹介。優しいアボジ、厳しいけど愛があるアボジ、ちょっと間抜けで楽しいアボジなど、実力派俳優たちが演じる素敵な父親。『応答せよ』シリーズのソン・ドンイル、『今、私たちの学校は…』『涙の女王』のチョン・べスほか。
【本名】ソン・ドンイル(성동일)
【生年月日】1964年4月27日
【身長】177cm
【デビュー】1991年
【所属事務所】ソジンE&M
【出演作】『美しき日々』『パリの恋人』『ニューハート』『応答せよ』シリーズ、『花郎』『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事⁉』『カーテンコール』ほか
1991年にSBS第1期公採タレントとしてデビューしたソン・ドンイル。現在の韓ドラ界を支える「国民のお父さん」として老若男女に親しまれ、ドラマ『応答せよ』シリーズで主人公の父親役を務める人気お父さんです。
また、他の作品で主人公の上司役も多く演じていますが、葛藤する彼らを叱咤激励し、父親の様な包容力で温かく見守る理想的な上司役ばかり。私生活でも良きパパであるソン・ドンイル。バラエティー番組『車輪のついた家』などでは、メンバーのリーダー的な存在で、ゲストに料理をふるまうなど、素顔も素敵なお父さんです。
ソン・ドンイルは、韓国ドラマ『応答せよ1997』(2012)でチョン・ウンジ演じるヒロインの父親役、『応答せよ1994』(2013)でコ・アラ演じるヒロインの父親役、そして『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』(2015)でヘリ演じるヒロインの父親役を演じています。典型的な“オヤジ”だけど愛に溢れる魅力的な父親を演じ、数々の心温まる名言が生まれました。
違う年代、異なる家族を描いている当シリーズで本名ソン・ドンイルと同じ役名で毎回父親役を務めていました。
【本名】チョン・ベス(전배수)
【生年月日】1970年6月2日
【身長】173cm
【デビュー】2004年
【所属事務所】Noonカンパニー
【出演作】『椿の花咲く頃』『ヘチ 王座への道』『ザ・キング:永遠の君主』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『今、私たちの学校は…』『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー』『涙の女王』ほか
チョン・ベスは、2004年にKBSドラマでデビューし、映画・ドラマの話題作に数多く出演し、強い印象を残す名バイプレイヤーです。近年では、韓国ドラマ『今、私たちの学校は…』や『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『涙の女王』など、近年のヒット作に欠かせない理想的な父親役でよく見かける俳優です。
画像:ドラマ『涙の女王』より
韓国ドラマ『今、私たちの学校は…』(2022)ではヒロインの父親役を務め、学校の外での騒ぎに対応する消防署の救急隊員で、娘との再会のために全力を尽くす頼れるヒーローを演じていました。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022)では、主人公である娘ウ・ヨンウを男手ひとつで育て、弁護士になった彼女を心配しながら見守る優しい父親を演じました。
さらに、『涙の女王』(2024)では、キム・スヒョン演じる主人公の父親役をコミカルに演じ、故郷で慕われるお人よしすぎる父親を好演しました。
【本名】ソン・ヒョンジュ(손현주)
【生年月日】1965年6月24日
【身長】178cm
【デビュー】1991年
【所属事務所】ブレードエンターテイメント
【出演作】『バラ色の人生』『ソル薬局の息子たち』『お隣さんは元ダンナ』『シグナル』『梨泰院クラス』『模範刑事』シリーズ、『魅惑の人』ほか
ソン・ヒョンジュは、1991年にKBS第14期公採タレントとしてデビュー。視聴者の印象に残る脇役で活躍し、知名度と人気を得ました。現在では、近所のおじさんのような親近感と存在感のある魅力的な俳優として知られています。
画像:『梨泰院クラス』息子役パク・ソジュンと
韓国ドラマ『梨泰院クラス』(2020)では、主人公パク・セロイの父親役を務め、序盤で命を落としてしまうものの、それをきっかけにセロイが宿敵に立ち向かっていく物語の重要人物を演じました。生前の息子と酒を交わすシーンは、温かい理想的な父親像を彷彿とさせ、主人公と視聴者の心に強く残りました。
【本名】チョン・ホジン(천호진)
【生年月日】1960年9月9日
【身長】173cm
【デビュー】1984年
【所属事務所】J,WIDEカンパニー
【出演作】『宮S』『クリスマスに雪は降るの?』『トンイ』『九尾狐〈クミホ〉伝~愛と哀しみの母~』『マイダス』『おバカちゃん注意報』『グッド・ドクター』『TWO WEEKS』『ドクター異邦人』『六龍が飛ぶ』『雲が描いた月明り』『黄金の私の人生』ほか
プロレスラーの父を持ち、俳優ロバート・デ・ニーロに憧れて、1984年にMBC 17期公採タレントとしてデビューしたチョン・ホジン。端正な顔立ちと深みのある演技で数多くの作品に出演し、父親役から悪役までこなす名優です。韓国では、週末ドラマに欠かせない「国民の父」として愛されるベテラン俳優です。
画像:『一度行ってきました』
チョン・ホジンは、韓国ドラマ『雪の女王』や『宮S』『トンイ』『シティーハンター in Seoul』『いとしのソヨン』『おバカちゃん注意報』『六龍が飛ぶ』『黄金の私の人生』『一度行ってきました』『私の解放日誌』『朝鮮弁護士』などなど、数多くの作品で主人公たちの父親役を務めています。
特に印象深い父親役を演じた作品のひとつが、主人公の父親役を務めた韓国ドラマ『一度行ってきました』(2020)です。几帳面で無駄遣いを許さない原則主義者で、娘たちにも厳しい一方、少年時代は家計を支え亡き妹への自責の念に未だ胸を痛める切ない父親を熱演。
その年の最高視聴率を記録した本作は、「2020 KBS演技大賞」で5部門15冠に輝き、チョン・ホジンは大賞を受賞しています。
【本名】キム・ウォネ(김원해)
【生年月日】1969年4月6日
【身長】172cm
【デビュー】1991年
【所属事務所】ダブルエスジーカンパニー
【出演作】『ミセン -未生-』『花郎(ファラン)希望の勇者たち』『キム課長とソ理事〜Bravo! Your Life〜』『力の強い女 ト・ボンスン』『キミはロボット』『とにかくアツく掃除しろ! 〜恋した彼は潔癖王子!?〜』『彼はサイコメトラー』『五月の青春』『良くも、悪くも、だって母親』ほか
1991年にミュージカルで俳優デビューし、1997年の28歳頃から36歳まで、セリフの一切ない伝統ある打楽器演奏の舞台“NANTA”のメンバーとして米ブロードウェイも経験しています。
2011年にテレビ業界へと進出したキム・ウォネは、父親役・上司役・刑事役など、コミカルからシリアスまで印象的で魅力的なキャラクターを演じる名バイプレイヤーです。
画像:『五月の青春』より
キム・ウォネは、コミカルな演技も定評のある演技派俳優ですが、これまで演じてきた父親役の中には、情けない一方で娘を愛し懸命に頑張る、視聴者の涙をそそる切ない父親役も多いです。
韓国ドラマ『とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~』(2018)でキム・ユジョン演じるヒロインの父親役を務めたキム・ウォネ。清掃会社を不当解雇されてもひたむき頑張る姿には感動させられる一方で、娘たちに心配しながらも、面白くて心優しい父親を好演しています。
また、民主化運動時代の若者たちのラブストーリーを描いたドラマ『五月の青春』(2021)でも、コ・ミンシ演じるヒロインの父親役を務め、娘とは冷淡な間柄になってしまうものの実は愛情に溢れた切ない父親役を演じています。
画像:『恋のスケッチ~応答せよ1988~』娘役ヘリと(バラエティー番組出演時)
韓国ドラマの父親役でよく見かける俳優はたくさんいますが、今回はその中でも特に魅力的なお父さん役俳優をピックアップしてみました。「こんなお父さんならいいな~」「理想のお父さん像だな~」と思える父親役を好演する素敵な俳優さんばかりですね。
長いキャリアを物語る重厚感のある演技から包容力ある雰囲気、私生活でも家庭を持つリアルなお父さんだからこその独特な表現力で視聴者を魅了してくれます。