公開日 2021/08/28 08:46
変更日 2024/06/20 14:33
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ポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』(2019)が第72回カンヌ映画祭で最高賞に輝き、今韓国映画は黄金期を迎えている。重厚なサスペンスから純愛ラブストーリーまでジャンルを問わない多彩な作品群から、話題の10作品をご紹介する。
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1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の死体が発見される。地元警察の刑事トゥマンとソウル市警の刑事テユンが組み捜査を開始する。次第に容疑者が浮上するのだが……。
韓国三大未解決事件の一つを題材にした巨匠ポン・ジュノ監督作品。事実を基に構成される脚本を緊張感溢れる映像で映しだす。救いのないラストシーンは韓国映画ならでは。
ごく普通の男がある日誘拐され、15年の監禁生活の末、解放される。なぜ自分は誘拐されたのか。彼はその謎を明らかにするとともに復讐を心に決める。
土屋ガロン原作漫画をパク・チャヌク監督が実写化。得意の暴力描写が鮮烈な印象を与え、第57回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞。審査委員長のクエンティン・タランティーノが激賞した作品。
血も涙もない取り立て屋のイ・ガンドの前にある日、母だと名乗る謎の女が現れる。最初は信じようとしなかったガンドだが、次第に受け入れていく。天涯孤独に生きてきた男が初めて感じる母の愛とは……。
韓国映画界の鬼才キム・ギドク監督が放つサスペンス・ドラマ。第69回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。これによってギドクは3大映画祭最高賞受賞を果たし、韓国映画史上初の快挙を成し遂げた。