公開日 2023/01/17 20:30
変更日 2024/06/20 12:10
BEIJING, CHINA - NOVEMBER 07: Director Peter Chan and actress Zhou Xun attend the premiere of film 'Last Letter' on November 7, 2018 in Beijing, China. (Photo by Visual China Group via Getty Images/Visual China Group via Getty Images)
泣ける映画が好きな人は、中国映画がおすすめです。老若男女、様々な人々が苦しいながらも前を向いて生きていく姿は胸を打たれます。今回は、涙なしには見られないおすすめの中国映画を5つに厳選して、あらすじや魅力を紹介します。
父の経営する葬儀社で働くモー・サンメイは、自堕落な日々を過ごしていた。そんなある日のこと、老女が亡くなった現場でウー・シャオウェンと出会う。大好きな祖母を奪われたと勘違いしたシャオウェンは、サンメイに反抗的な態度をとる。そんな最中、引き取り手のないシャオウェンを預かることになってしまい…。
ひょんなことから出会った男と少女が、家族になっていくストーリーです。サンメイは父と仲が悪く、恋人にも浮気されてしまい、不幸な人生を過ごしていました。そしてシャオウェンもまた、ワケあって祖母と暮らしています。家族から与えられる愛情を知らないふたりは、なかなか打ち解けることができません。
しかし段々と月日を重ねていくうちに、家族になっていきます。物語終盤で、シャオウェンがサンメイを「パパ」と呼ぶシーンは涙が溢れました。
また、この作品は「家族」だけでなく、「生と死」など様々なテーマが盛り込まれており、ストーリーの奥深さを感じられました。
母を亡くしたタオは、大学を中退してスマホ修理の仕事をしながら過ごしている。しかし妹のタンタンは心臓病を患っており、8歳までに手術が必要だと医師から宣告される。膨大な治療費が必要となったタオは、友人の誘いを受けて不良品のスマートフォンで一攫千金を狙う。しかし様々な問題やトラブルが起きて、タオは追い詰められていく…。
本作の舞台となる深圳は、中国にある近代的な都市のひとつ。その町中で、裕福とは言えない暮らしをしているタオとタンタンの姿は胸が痛くなります。大学を中退したタオは20歳で、若者と言える年齢で妹を養いながら働いています。
そして妹の治療費を稼ぐために、タオは体に鞭打つように働き始めます。しかし思うようにいかず、仕事を失い、家を追い出される展開は衝撃的です。
しかしそんなタオを見捨てずに、一緒に頑張ろうとする仲間たちの姿に胸が温まります。