公開日 2023/01/17 20:30
変更日 2024/06/20 12:10
BEIJING, CHINA - NOVEMBER 07: Director Peter Chan and actress Zhou Xun attend the premiere of film 'Last Letter' on November 7, 2018 in Beijing, China. (Photo by Visual China Group via Getty Images/Visual China Group via Getty Images)
泣ける映画が好きな人は、中国映画がおすすめです。老若男女、様々な人々が苦しいながらも前を向いて生きていく姿は胸を打たれます。今回は、涙なしには見られないおすすめの中国映画を5つに厳選して、あらすじや魅力を紹介します。
2007年の大晦日。ジエンチンは帰省するために乗った電車で、シャオシャオと出会った。北京で暮らしたいと夢見るシャオシャオと北京で仕事をしたいジエンチン。同じ夢を持つふたりは意気投合し、交流を深めることになるが…。
運命的な出会いを果たしたふたりが過ごした十年を描いたストーリーです。まるで恋人のような距離感で接するジエンチンに対し、シャオシャオはあくまで友人として接します。紆余曲折あって結ばれるふたりでしたが、幸福な日々は続きませんでした。望まない形で別れることになったふたりは、数年後に偶然にも再会を果たします。何度も再会と別れを繰り返すふたりの結末を、ぜひ本編で確かめてみてください。
薬屋を営むチョン・ヨンは、家賃も払えず、家族からも見放された日々を過ごしていた。そんなある日、リュ・ショウイーから薬の密輸を依頼される。リュ・ショウイーは慢性骨髄性白血病を患っていたが、国内で販売している治療薬は高価で購入できずに困っていた。報酬目当てでインドから薬の密輸を行ったチョン・ヨンだったが、リュ・ショウイーと同じく国内で認可されている治療薬が購入できずにいる患者たちの存在を知る。そんな彼らを相手に、一攫千金を狙うために動き出すが…。
中国で実際に起きた事件を題材にして制作された映像作品です。実は日本とは医療制度が大きく異なり、中国では白血病に有効な治療薬が高値で取引されていました。多くの人々は購入できず、2002年ごろの生存率は僅か30%だったそうです。そんな彼らを救ったのが、密輸されたジェネリック薬品でした。
最初は金目当てだったチョン・ヨンですが、終盤は危険を顧みず患者のために薬を届けようと奔走します。
厳しい取り締まりが行われる最中、ひとりでも多くの人に医薬品を届けるため行動する姿は、胸を打たれます。