公開日 2025/05/25 12:00
変更日 2025/05/25 12:00
The 28th Busan International Film Festival - Day 1 BUSAN, SOUTH KOREA - OCTOBER 04: Park Eun-bin, the solo MC arrives for the Opening Ceremony of the 28th Busan International Film Festival at Busan Cinema Center on October 04, 2023 in Busan, South Korea. (Photo by Woohae Cho/Getty Images)
子役時代から着実にキャリアを積み上げ、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で世界にその名を知らしめたパク・ウンビン。あの愛らしい弁護士役から一転、最新作では冷酷なサイコパス医師役に挑戦し、また新たな顔を見せています。日本でも多くのファンを持つ彼女ですが、“超努力家”でありながら、少し不器用な一面も? 子役デビューから話題作への出演、知られざる素顔、最新の情報までまるっとご紹介します!
1992年9月4日、韓国・ソウル特別市生まれ。
4歳でモデルデビューし、1998年SBSドラマ『白夜3.98』で子役女優としての第一歩を踏み出します。そして2007年、ペ・ヨンジュンが主演を務めた『太王四神記』のムン・ソリの子ども時代を演じ、名演技を魅せたことでお茶の間で広くその名が知られるように。その後『善徳女王』『千秋太后(チョンチュテフ) 』『階伯(ケベク) 』『ホジュン~伝説の心医~』など、日本でも人気の時代劇へ立て続けに出演。当時から”演技派”として韓国ドラマファンにはおなじみの存在でした。
大学では心理学を専攻し、学業と仕事を両立。演技の幅を広げるため心理学的なアプローチを取り入れるなど、知的な一面も魅力のひとつです。
そんな彼女が大きくブレイクしたのが、2022年の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。あまりに難解な役柄に何度もオファーを断りながらも、向き合うことを決め挑んだというウ・ヨンウ役。その努力が実り、愛らしい“天才弁護士”役で一躍世界中にその名を広め、日本でも「パク・ウンビン」という名前を一気に浸透させました。
2025年には新作『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』でサイコパス医師というこれまでにないダークな役柄で新境地を開拓。可憐なヒロインから闇を抱えた人物まで、ジャンルやキャラクターに縛られない幅の広い実力派女優としての地位を確実なものとしました。
作品ごとに全く違う顔を見せるパク・ウンビンですが、本人は「少し不器用で内向的な性格」と自己分析。
インタビューで「人前に立つのは得意じゃないし、プレッシャーに弱いところもある」と語ったことも。そんな控えめな一面があるからこそ、役作りには誰よりも真剣に向き合い、作品ごとに“別人レベル”の変身を見せることができるのかもしれませんね。
役作りのためならどんな努力も惜しまないのがウンビン流。『ブラームスは好きですか? 』では実際にバイオリンの猛特訓、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では法律や自閉スペクトラム症について徹底的にリサーチし、専門家の意見にも積極的に耳を傾けたと言います。
バラエティーやメイキング映像では、ちょっぴり天然で笑顔が可愛い“素のウンビン”も。撮影現場では共演者やスタッフに気さくに声をかけ、周囲を和ませるムードメーカー的な姿に視聴者をほっこりさせる場面もありました。親しみやすくナチュラルな彼女が、ひとたび作品に入ると別人のように没入する。そんなギャップに、「今回はどんな顔を見せてくれるんだろう?」とつい期待してしまうのかもしれません。
ここからは彼女のキャリアを語る上で外せない名作を一気にご紹介!
ペ・ヨンジュン主演で話題を集めた大作ファンタジー時代劇。パク・ウンビンは、ヒロインの少女時代を演じ、物語の序盤を大きく支えました。大人顔負けの堂々とした演技や、感情表現の豊かさに「この子は誰?」と注目された子役時代の代表作。この作品をきっかけに、韓国だけでなく日本でも「子役パク・ウンビン」の名が広く知られるようになりました。
時代劇の名作『ホジュン 宮廷医官への道』のリメイク版として制作された作品で、パク・ウンビンはホジュンの幼なじみであり、後に妻となるイ・ダヒ役を熱演。当時20代前半だった彼女にとって、大人のラブストーリー、そして時代劇に本格的に挑んだ転機とも言える作品です。芯が強く、ホジュンを陰で支える女性を丁寧に演じたことで「子役出身」から「大人の女優」へのステップアップを印象づけました。
低迷するプロ野球チームを立て直す“運営チーム”を描いた異色のスポーツドラマ。パク・ウンビンは、女性運営チーム長イ・セヨン役を好演。選手でも監督でもない「裏方」のリアルな苦悩や、チームを守ろうと奮闘する姿を力強く演じ視聴者の共感を集めました。初回5%台だった視聴率が最終回には19%超えという大ヒットを記録し、百想芸術大賞で作品賞も受賞。パク・ウンビンの再評価につながった作品です。
時代劇でパク・ウンビンが初めて挑んだ「男装の王」。双子の兄に代わり、女性であることを隠し王として生きる世子イ・フィ役を演じました。見事な二面性の演技と、凛とした佇まいが話題を呼び、作品は”テレビ界のアカデミー賞”と称される国際エミー賞「最優秀テレノベラ賞」を受賞。世界的な評価を受ける一作となりました。
そしてパク・ウンビンを“国民的女優”へと押し上げた大ヒット作がこちら。自閉スペクトラム症を持つ新人弁護士ウ・ヨンウ役で主演し、放送開始時は話題性こそ高くなかったものの、口コミで人気が爆発。
最終話には17%超えの視聴率を記録し、韓国だけでなく日本・アジア・世界中で愛される作品に成長しました。愛らしい口調や不器用なコミュニケーション、法曹人としての成長や葛藤を丁寧に描き、「パク・ウンビンだからこそ生まれたウ・ヨンウ」と絶賛されました。
ウ・ヨンウ弁護士は天才肌を視聴|Netflix(ネットフリックス)
最新作では、これまでのイメージを覆すサイコパスな医師役に挑戦。天才脳神経外科医だった彼女が、ある事件をきっかけに闇医者へと転落し、かつての師匠と対峙する衝撃の医療サスペンスです。パク・ウンビン自身「視聴者に嫌われるかもしれない」と語りつつも、心理学を学んだ知識をフル活用し、リアルで説得力ある“危うい人間像”を作り上げています。これまでの明るく優しいキャラクターとは真逆の役どころで、また一つ、女優としての新たな顔を見せつけました。
ハイパーナイフ 闇の天才外科医を視聴|Disney+(ディズニープラス)
いかがでしたか。可憐なヒロインからクセの強いキャラクター、果てはサイコパス医師まで。どんな役も自分のものにしてしまう“変幻自在”な演技力と、ひたむきな努力を重ねる姿勢。これこそが、パク・ウンビンが長年愛され続ける理由と言えるでしょう!
そんなパク・ウンビンは現在、Kboardで実施中の【俳優】韓国女性 人気ランキングにランクインしています! 「最近ファンになった」「彼女の魅力を知った」という方も、ぜひこの機会に1票を届けてみてくださいね。
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気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。