COLUMN コラム

『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』主演ソン・ヘギョの新境地「凄み」と見どころを考察。(ネタバレあり)

公開日 2023/01/25 20:00

変更日 2024/06/20 20:04

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高校時代の壮絶ないじめから心にも身体にも深い傷を受けたヒロインの復讐劇が超級人気!Netflixの全世界ランキングで1位を獲得した本作で、恋愛ドラマの女神から復讐の鬼となったソン・ヘギョの変貌の背景と沼落ち間違いなしの見どころを解説します。

実は自身はダークなキャラクターを渇望していたと明かし、台本を読んだ時は「ついに出会えた」と感じたそう。
「ずっと演じたいと思っていたジャンルとキャラクターでした。いつもこうした役をやってみたかったので、ついに出会えたと感じました」
「台本を読みながらも心が痛んで、しばらくぼーっとしてしまうほどでした。『ありえない』と感じるようなことも完璧に描写されていたので、私がしっかりと演じられたら素晴らしい作品になるだろうと思いました」


彼女の演技に、キム・ウンスク脚本家とアン・ギルホ監督は舌を巻いたといいます。
「“ソン・ヘギョにこういう表情、声、歩き方があるんだ”と驚いた。すべての場面でムン・ドンウンだった」(キム・ウンスク)、「ドンウンは、か弱いがタフでもある。 強さと繊細さを併せ持つ俳優は多くないが、最初からソン・ヘギョがよく合うと思った。 ソン・ヘギョとドンウンのシンクロ率は120%以上だ」(アン・ギルホ)と、ヘギョの新境地に賛辞を送りました。

ヘギョと同じくNetflixオリジナルシリーズのデビュー作で大胆に路線を変えたのが50代に入った脚本家キム・ウンスクです。

これまで最高視聴率57.4%を記録した『パリの恋人』(04)から、ラブコメ『シークレット・ガーデン』(11)まで数多くのラブストーリーの名作を生みだしてきました。そんな恋愛ドラマの女神が初の復讐劇に挑戦。

きっかけは家族との会話だったといいます。校内暴力の話題が出た時、来年高校2年になる娘から「私が誰かのことを死んでしまうぐらい殴るのと、私が死ぬほど殴られるのと、どちらの方が辛いだろう」と尋ねられ、ショックを受けたそう。

高校生の子供を持つ親として、学校で起きる暴力をテーマにしなければならないと考えたキム・ウンスクは「被害者が最も傷つく言葉は“それでお前は何の過ちもないの?”というセリフだ。“そうだ。何の過ちもない”という一言を、使命のように理解させるという気持ちで書き上げた」と、シリーズに強烈なメッセージを盛り込んだことを明かしました。

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