提報者 ~ES細胞捏造事件~
2005年に韓国で発覚した科学者による一大スキャンダルを映画化したサスペンス。日本にもそんな騒動あったような…と思いつつ視聴。世界初のヒトのES細胞作製成功という発表に沸く韓国。だけど実は、ES細胞は1つもないという驚きの告発。そんな衝撃の告発を受けたテレビプロデューサーのユン・ミンチョル(パク・ヘイル)が、真実を明らかにしようと取材を始める…という内容。
世論の批判や政府からの圧力に屈しないジャーナリスト魂がとにかくかっこいい!科学者による捏造を、テレビプロデューサーという視点で描かれているのが面白かったです。韓国でヒーロー的な存在になっているイ博士を演じるイ・ギョンヨンさんの貫禄ある演技もよかったです。自分の役目を全うしようとする姿勢が印象的だった社会派サスペンス。隠れた名作だと思います。