ゼロからのヒーロー
パラリンピックで6つもの金メダルを獲得した陸上選手・ソー・ワーワイの半生を描いた作品だそうです。世界記録を樹立するほどの偉業を成し遂げたのは、母親の支えがあったからなのだと思います。しかしその裏で、弟がかなり我慢を強いられている描写があり、切なかったです。劇中でもパラリンピックとオリンピックの選手に支払われる金額など、取り扱いに大きな差がある点が指摘されており、ソー・ワーワイ自身も生活苦で一度は現役を引退することになります。パラリンピックの素晴らしさだけでなく、抱えている問題について、改めて考えさせられる作品でした。そんな苦しい状況ながらも、諦めずに頑張り続けたソー・ワーワイの姿に励まされました。