テロ、ライブ
全体的に疾走感を感じるストーリーでした。特に犯人との会話は、一つ間違えば命を奪われる可能性があり、視聴している側もドキドキししてしまいます。アナウンサーへの復帰を目指すアナウンサー、昇進をするためにエンタメを追い求める上司、犠牲が出ても犯人の要求に屈しない政府。この作品に出てくる大人たちは、みんな汚い一面を持っているので気が滅入る部分があります。そして主人公もまた通報はせずに独占取材として犯人を利用しようとしますが、最後は同情するような素振りを見せる部分は少し救われました。それはまだ主人公に良心が残っていることの現れだったのかもしれません。最後誰も報われないエンディングになっていて、衝撃的でした。