アジョシ
アンダーグラウンドな組織と戦う訳ありな孤独な男…というアクションサスペンスなので、なかなかヘビーな描写も多め。子供の人身売買や不法な臓器移植なども描かれていて、最初観たときは韓国映画ならではのパンチの利いた描写に慣れていなくて衝撃的でした。ただ、この加減を知らない刺激が、私に韓国映画の面白さを教えてくれたと記憶しています。ウォンビンがとにかくかっこいいに尽きるのですが、幼い少女との間に築かれた不思議な絆にぐっときたり、最後意外な人の意外な行動に「おっ!」となったりと人間ドラマとしても面白い部分が多々ありました。そして15年も前の映画なのに、色褪せない面白さがあるのもこの作品のすごいところだと思います。定期的に何度も観返したくなる大好きな映画作品です。