1987、ある闘いの真実
タイトルのとおり、1987年に起きた事件を背景にその時代に生きる人たちの姿を描いた史実映画。一般市民、公安、国家とさまざまな立場の登場人物たちが登場し、さまざまな立場からその時代の韓国を知ることができて、韓国の近代史を知れる良い映画だと思います。というか、日本で考えると1987年は昭和だけどもう平和な時代という認識があったので、お隣韓国はこうまで違っていたのか…と1987年の韓国の激動さも衝撃的でした。理不尽な理由で命を落としたり、暴力で世の中を変えようとする動きから命を落としてしまう人もたくさんいたんだなと心が痛みます。人の命を遵守する時代になって本当によかったと、その時代の変化の感慨深さも考えさせられる映画でした。