公開日 2020/08/08 21:05
変更日 2025/05/08 13:50
昨年、大きな話題となった『サイコだけど大丈夫』にて、キム・スヒョン演じるムン・ガンテの兄で、自閉スペクトラム症のムン・サンテ役を演じていたオ・ジョンセ。実は『椿の花咲く頃』や『ストーブリーグ』など話題作に多数出演している彼のプロフィールや出演作品、知られざるエピソードなどをまとめてご紹介します。
韓国俳優オ・ジョンセ。彼の名前を知らなくても、彼の顔に見覚えがある人は少なくないのではないでしょうか。
数々の作品に出演してきたオ・ジョンセは、『椿の花咲く頃』で知名度が急上昇した存在感のある俳優です。
2020年には、キム・スヒョン主演のドラマ『サイコだけど大丈夫』に、自閉スペクトラム症を持つ主人公の兄”サンテオッパ”役として出演。
難役を見事こなし、その演技力が大きな話題を集めました。
以降、コメディからサスペンス、ヒューマンドラマと幅広い作品に出演し、名脇役として活躍しています。
椿の花咲く頃|Netflix
サイコだけど大丈夫|Netflix
生年月日:1977年 2月26日(43歳)
出身:韓国慶尚南道
家族構成:1男2女の末っ子、既婚で1男1女
身長:173.5cm
体重:64kg
血液型:A型
学歴:鮮文大学校新聞放送学科 卒業
所属事務所:PrainTPC(2025年5月時点)
オ・ジョンセは、1997年の映画『父』に出演し、芸能界デビューしました。
それからすでに20年以上が経過していますので、比較的キャリアの長い俳優です。
2010年には、青龍映画祭にて最優秀作品賞を受賞した映画『生き残るための3つの取引』に出演し、賄賂を受けてでっちあげ記事を書く悪い記者を熱演。
2012年の映画『男子取扱説明書』や、2014年のBIGBANGのT.O.Pが主演した『タチャ 神の手』、 2017年チ・チャンウク主演の『操作された都市』など、次々と話題作に出演し、認知度が大きく向上しました。
たくさんの作品に出演し、主演・助演の両方で幅広い演技力を披露してきたオ・ジョンセですが、意外にもこれまでの受賞歴はそれほど華々しいものではありませんでした。
しかし、2020年6月に行われた韓国のゴールデングローブ賞と言われる第56回百想芸術大賞にて、『椿の花咲く頃』での演技が評価され、ついに助演男優賞を受賞しました。
昨年の百想芸術大賞の受賞者だったため、先日行われた第57回百想芸術大賞ではプレゼンターとして登場したオ・ジョンセ。
しかし、『サイコだけど大丈夫』での”サンテオッパ”役の演技が評価され、またしても助演男優賞を受賞!
2年連続受賞するという快挙を成し遂げました。
オ・ジョンセは小学校6年生のときに、現在の奥様に大きくなったら結婚しようとプロポーズをしたそう。
その後、他の女性と付き合うこともなく、奥様が3か月間海外にいた時以外別れたこともなかったんだとか。
その3か月があまりに辛かったため、彼女が帰国するやいなや急いで結婚したそうです。
子供のころ、仲良しの異性と結婚の約束をするというのはよくある話ですが、そこから実際に結婚に至るというのはとても珍しく素敵ですよね。
韓国で出演したテレビ番組では、人の顔をうまく認識することができない「相貌失認」であることを告白しています。
自分の息子でさえ認識できなかったことがあると語っていました。
2006年 『サムデイ』
2008年 『いかさま師~タチャ』
2010年 『素直に恋して~たんぽぽ三姉妹~』
2011年 『ザ・ミュージカル』
2012年 『会いたい』
2013年 『恋愛を期待して』
2013年 『未来の選択』
2013年 『ミスコリア』
2014年 『ドラマスペシャル -私はすぐに死んで』
2014年 『弁護士の資格~改過遷善』
2014年 『ナイン・ジンクス・ボーイズ~九厄少年~』
2014年 『ミセン-未生-』※特別出演
2015年 『Heart to Heart~ハート・トゥ・ハート~』※特別出演
2015年 『ザ・ラバー』
2015年 『ドラマスペシャル -契約の社内』
2015年 『波瀾万丈嫁バトル』※特別出演
2016年 『もう一度ハッピーエンディング』※特別出演
2016年 『不夜城』※特別出演
2016年 『ヴァンパイア探偵』
2016年 『タンタラ ~キミを感じてる』
2016年 『ビューティフル・マインド~愛が起こした奇跡~』
2017年 『ミッシングナイン』
2017年 『操作~隠された真実』※特別出演
2018年 『ミストレス~愛に惑う女たち~』
2019年 『真心が届く ~僕とスターのオフィス・ラブ!?~』
2019年 『椿の花咲く頃』
2019年 『コッパダン~恋する仲人~』※特別出演
2019年 『ストーブリーグ』
2020年 『ドラマステージ -夫にキム・ヒソンができました』
2020年 『サイコだけど大丈夫』
2020年 『模範刑事』
2021年 『九尾の狐とキケンな同居』※特別出演
2021年 『智異山<チリサン>~君へのシグナル~』
2021年 『アンクル ~僕の最高のおじさん』
2022年 『模範刑事2』※特別出演
2022年 『シスターズ』※特別出演
2023年 『悪鬼』
2023年 『Sweet Home -俺と世界の絶望- シーズン2』
2023年 『もうすぐ死にます』
2024年 『涙の女王』※特別出演
2024年 『Sweet Home -俺と世界の絶望- シーズン3』
2024年 『Mr. プランクトン』
2025年 『星がウワサするから』
2025年 『おつかれさま』
2017年に出演した『ミッシングナイン』にて、MBC演技大賞を受賞したオ・ジョンセ。
そして、2019年の『椿の花咲く頃』では、百想芸術大賞のテレビ部門助演男優賞を受賞。
『椿の花咲く頃』はほかにも、ドラマ部門の大賞、脚本賞、男性最優秀演技賞(カン・ハヌルが受賞)の4冠に輝きました。
前年に出演した『ストーブリーグ』も、第56回百想芸術大賞の作品賞に『椿の花咲く頃』とともにノミネートされていた作品です。
オ・ジョンセの代表作ともいえる2021年『サイコだけど大丈夫』でも、第57回百想芸術大賞テレビ部門男性助演賞を受賞し、2年連続の助演賞受賞という快挙を達成。
Netflixの人気シリーズ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』にもシーズン2から出演し、謎めいた博士役を通して、作品を盛り上げました。
話題作に常にキャスティングされているオ・ジョンセ。特別出演が多いことからも、彼がいかにたくさんのオファーを受けているか想像できます。
出演映画に関してとても本数が多いため、抜粋してご紹介いたします。
2004年 『僕の彼女を紹介します』
2005年 『ユア・マイ・サンシャイン』
2007年 『優雅な世界』
2008年 『息もできない』
2010年 『生き残るための3つの取引』
2010年 『くだらないロマンス』
2012年 『ハナ 奇跡の46日間』
2012年 『ミリオネア・オン・ザ・ラン』
2024年 『さまよう刃』※友情出演
2014年 『ハイヒールの男』
2014年 『レッドカーペット』
2014年 『タチャ 神の手』
2015年 『探偵なふたり』
2017年 『操作された都市』
2018年 『7人の追撃者』
2018年 『レッスル!』
2018年 『スウィング・キッズ』
2019年 『エクストリーム・ジョブ』
2020年 『ザ・コール』
2021年 『男子取扱説明書』
2023年 『スイッチ 人生最高の贈り物』
2023年 『クモの巣』
ドラマと並行し、映画にも多数出演してきたオ・ジョンセ。
『猟奇的な彼女』の世界観とストーリーを引き継ぎ大ヒットした『僕の彼女を紹介します』、悲しすぎて見るのが辛いと話題になった『息もできない』や、東野圭吾のベストセラー小説を映画化した『さまよう刃』など話題作にも数多く出演してきました。
EXOのD.O主演の『スウィング・キッズ』では、戦時下の捕虜たちで結成されたタップダンスチームの一員としてタップダンスに挑戦しています。
2023年に出演した『クモの巣』では、大鐘賞映画祭で助演男優賞を受賞しました。
9歳年下の俳優で、『あなたが眠っている間に』『青い海の伝説』などに出演しているイ・ジェウォンに似ていると話題になっています。
二人は背の高さも同じぐらい。
似ていると言われることについてイ・ジェウォンは『兄弟や双子の役割をぜひ一緒にやってみたい』と語っていたそうです。
イ・ジェウォンは、Instagramにも仲睦まじいツーショットを投稿しており、2人が親しい関係であることがうかがえます。
近い将来、二人の共演もあるかも?
キャリアは長いけれど、その演技力の高さとは裏腹に、2017年まで大きな賞を受賞することなく俳優人生を歩んできたオ・ジョンセ。
しかし、2020年6月に百想芸術大賞にて、見事、助演男優賞を受賞しました。
受賞者は壇上にてスピーチをしますが、基本的にその内容は関係者や家族、視聴者などへの感謝の気持ちや、受賞の喜びなどが多い中、オ・ジョンセの受賞スピーチはそれとは異なり、世の中の頑張る人へのエールのような内容が語られました。
そのスピーチがとても心に響くと話題になっていましたので、ご紹介いたします。
これまで100本以上の作品に出演しましたが、成功した作品も大失敗した作品もありました。
https://www.youtube.com/watch?v=LmgWxezH7cc
その100本の作品の結果が違うということが不思議です。個人的には100本の作品をどれも変わらぬ思いで頑張って演じたからです。
振り返ってみると、自分が成功させたわけでも、大失敗の要因になったわけでもないことがわかります。
頑張って生きている人がこの世にはたくさんいます。
黙々と頑張っている方が多くいらっしゃいますが、等しくいい結果が訪れるわけではありません。
不公平にも思えますが、失望したり諦めることなく、今やっていることをやり続けてください。
今の結果はあなたのせいではありません。
やり続けることで、きっと今まで得られなかった成果が皆さんのもとに訪れるはずです。
僕にとっては”椿”がそうでした。
つらいとき、どうか思い出してください。皆さんも自分だけの”椿”にいつか出会えるんだと。
2025年5月31日より韓国で放送開始予定のJTBC新土日ドラマ『グッドボーイ』への出演が決定!
本作は、特別採用で警察になったメダリストたちがメダルの代わりに、警察の身分証を首にかけ、不正と反則がはびこる世の中に立ち向かって戦う警察ドラマとのこと。
主演を務めるのは、パク・ボゴム。
キム・ソヒョン、イ・サンイ、ホ・ソンテという豪華な顔ぶれのキャストが揃うなか、オ・ジョンセは平凡な関税庁の税関職員の裏側に恐ろしい顔を隠しているミン・ジュヨンという人物を演じることが明らかとなっています。
ヴィランとしてどのような活躍を見せてくれるのか期待ですね!
2023年公開予定と噂されながら、ユ・アインの大麻問題で上映が見送りになっていた映画『ハイファイブ』が、2025年6月3日より韓国で公開されることが決定!
本作は、偶然超能力を得た個性豊かな初心者ヒーロー5人が繰り広げるアクションコメディ。
イ・ジェイン、アン・ジェホン、ラ・ミラン、キム・ヒウォン、パク・ジニョンとこれまた豪華なキャスティング。
公開されたキャラクターポスターでは、オ・ジョンセはテコンドーのような躍動感ある武術を披露しており、どんなアクションを見せてくれるのか楽しみです。
チョン・ジヒョンとカン・ドンウォンが出演のDisney+新ドラマ『北極星』にも出演が決定しているオ・ジョンセ。
本作は、優秀な外交官と国際特別捜査官が朝鮮半島の平和を脅かす謎の攻撃の裏に隠された真実を暴こうと奔走する姿を描くスパイスリラー。
オ・ジョンセは、チョン・ジヒョン演じるムンジュの夫ジュンイクの弟ジュンサン役として出演するとのこと。
20年ぶりのドラマ復帰となるカン・ドンウォンが、製作総指揮として名を連ねるドラマということで、配信開始前から大きな関心が寄せられている本作。
配信日はまだ未定ですが、2025年に配信されることが告知されています!
『サイコだけど大丈夫』『椿の花咲く頃』と、韓国ドラマ史に残る名作に出演し、知名度を上げてきたオ・ジョンセ。
近年の活躍を見ても、彼がいかに信頼できる俳優なのかわかるはず!
これからの活躍にもぜひ注目していきましょう♡
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