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志賀内のぞ美

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  • 悪魔がお前の名前を呼ぶ時
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    3.0
    10年前に悪魔リュ(パク・ソンウン)に魂を売り、富と才能と若さを手にした天才作曲家リプ(チョン・ギョンホ)。悪魔と交わした契約が消える前に、天性の才能を持つ若い女性イギョン(イ・ソル)を新人歌手として育てます。悪魔との契約で若さを維持している設定なので、チョン・ギョンホの年老いたヨボヨボな特殊メイクも必見。悪魔リュがこの世では韓流スターのモ・テガンとしてファンに笑顔を振りまいているのも面白い。そして、イ・ソルの歌うまが半端ないです。透き通った歌声なのに、高い音はパワフルで聴きごたえがありました。また、今では主演級のソン・ガンがアシスタント役で出演していて可愛らしい好青年を演じています。
  • ヒーラー ~最高の恋人~
    鑑賞済
    4.0
    主人公のカリスマ便利屋役チ・チャンウク、ヒロインのネット新聞記者役パク・ミニョン、上司のTV局スター記者役ユ・ジテ。チ・チャンウク演じる殺し以外なら何でも完璧にこなす闇の便利屋ヒーラーが、ネット新聞社に冴えない新人として潜入するギャップの面白さと胸キュンも見どころのひとつです。ロマンスものはパク・ミニョンの十八番。運動神経抜群のチ・チャンウクが繰り広げる華麗なアクションも、観ていて気持ちがいいです。また、実は2人には親の因縁が隠されていて、その真相に迫っていくサスペンス性も先が気になる面白い要素で、ハマりました。
  • 十八の瞬間
    鑑賞済
    3.0
    18歳の学校生活や家庭事情での悩み、フレッシュな恋物語と青春が詰まったドラマです。単に悪役と捉えられない人間ドラマがある設定が多いのも韓ドラの魅力。学校の意地悪な不良学生にも家庭の事情が。裕福な家庭での親からのプレッシャーは半端なくて、その苛立ちを発散できる場所がなくて、学校で意地悪になってしまうのです。もちろんよそで八つ当たりしたり、関係のない学校の友達をいじめるのはよくありませんが、そうなってしまったのは親のせいで、可哀想な子だなと思いました。シン・スンホをキャスティングしたのも正解だったと思います。また、先生役カン・ギヨンがまた理想的なイイ先生すぎて!こういう役が似合いますよね~最高でした。脇役である生徒役も、カンフンやユ・インス、ソン・ゴニ、ムンビンと、今やみんな有名になっている若手ばかりでなかなか豪華です。
  • ナインルーム
    鑑賞済
    3.0
    スイッチ系の作品はコメディ要素や胸キュンがあるイメージが強いですが、本作は完全に復讐サスペンス。34年も刑務所で過ごし末期の膵臓癌を患う死刑囚の女ファサ(キム・へスク)と、勝訴のためなら手段を問わない野心家の敏腕弁護士ヘイ(キム・ヒソン)は、ヘイの恋人である家庭医学科専門医ユジン(キム・ヨングァン)の目の前で魂が入れ替わります。主人公である冷徹な弁護士ヘイは、正直なところ“イヤな女”です。そんな彼女に優しいイケメンな恋人がいるなんて…。しかし、死刑囚と魂が入れ替わったことで、回を追うごとに人間味は出てきます。一方、“希代の悪女”と呼ばれた死刑囚ファサは、魂が入れ替わり外に出られたことで、自分に濡れ衣を着せた真犯人への復讐に動き出します。本作の本当の主人公は60代の死刑囚。ヘイの身体で真相に迫るテンポのいいストーリー展開や、ヘイとファサの女同士の頭脳戦が面白い作品です。
  • 梨泰院クラス
    鑑賞済
    3.0
    若者が飲食店を起業し宿敵のライバル社を超えようと奮闘するサクセスストーリー。セロイと父親の親子愛が描かれるシーンに感動しました。イソとスアはどちらもあまり好きになれませんでした。ヒロインはソシオパスだし、ヒロインらしい「いい子」という印象はどちらにも得られなかったので。本作で印象深いのがチャン・グンウォン。世界を敵に回したインパクト強い悪役ですが、個人的には彼がすごく気の毒でした。セロイを常に邪魔する嫌な奴だけど、こう育てた父親が一番悪い。これまでどんな悪事も父親が何とかしてくれたために、事故を起こして人を轢いてしまったときも、救急車を呼ばず逃げ出してしまいました。そして彼が完全に闇落ちしたのは鶏小屋のシーン。あの時点ではセロイに申し訳なさや罪悪感を感じていましたが、父親に認められたい気持ちが強いゆえに、言いつけ通りに鶏を絞めて闇落ち。鶏を絞めるまでは、まだ更生の余地があった気がします。彼を正しい方向に導いてくれる人が誰もいなかった。例えば優しい母親とか、1人でも彼にまともな愛情を注いでくれる存在がいたら少しは変わっただろうに。彼の能力はさておき、父親に認められたくて自分なりに精一杯頑張っていたと思います。悪役ですが、父親に捨てられた瞬間の涙には同情しました。『彼女の私生活』ウンギ役だったアン・ボヒョンのチャン・グンウォンが憑依したヴィラン演技は見事でした。また、『青春MT』では「梨泰院クラス」チームが一番和気あいあいとしていてチームワークが良くて、観ていて楽しかったです。特に、ドラマでは敵対役だったパク・ソジュンとアン・ボヒョンの同い年コンビが仲良くて嬉しかったです。
  • Missナイト & Missデイ
    鑑賞済
    4.0
    公務員試験連敗の20代女性ミンジがある日を境に、昼間は50代女性イム・スンの姿に。中年の姿で若者の働きぶりなので、皮肉にも失敗続きだった就職がすぐにできてしまいます。イケメンだけど冷酷なことで有名なツンデレ検事ケ・ジウンのもとで無理難題を押し付けられますが、豊富なバイト経験と気合で乗り切り、ときには若者ならではの知恵で検事たちができなかったことまでやり遂げます。『応答せよ1997』チョン・ウンジの芸達者で表情豊かな演技と、ベテラン女優イ・ジョンウンの“中身若者”になりきった女優魂のおかげで、よりドラマに引き込まれました。チェ・ジニョク演じる大人の魅力を醸し出す検事と20代ヒロインのロマンス、ペク・ソフ演じる公益勤務中のアイドルが救いを感じて50代ヒロインに恋していたり、どちらも応援したい恋物語でした。さらに、ジウンの相棒捜査官役を『ヴィンチェンツォ』でもナイスな部下だったコン・ビョンヒが演じ、随所で笑わせてくれます。ミンジの両親もお気に入り。パワフルなママと優しくて理解のあるパパという感じで素敵でした。
  • ナイン~9回の時間旅行~
    鑑賞済
    3.0
    主演は『Sweet Home〜俺と世界の絶望〜』シリーズのイ・ジヌク、学生時代役をパク・ヒョンシクが演じています。また、彼の友人役でイ・イギョンも出演。ニュースキャスターである主人公ソヌは、山で遭難した兄の遺体を確認しにネパールへ行き、兄の遺留品からタイムスリップできる9本のお香を手に入れます。1本30分という制限時間がある中で、過去を変え、自分とヒロインのミニョン、そして家族の運命をも変えようと奮闘します。過去を変え、現在も変わるバタフライ効果を扱った作品は、矛盾が生じやすい難しい題材であり、視聴者もちゃんと見ていないと混乱してしまいます。しかし、ここさえクリアできれば、タイムスリップ系のSF作品は人気ジャンルであり、続きが気になる面白いコンテンツとなります。ハラハラドキドキするサスペンス性のある展開と、亡き兄と主人公である弟の感動的なドラマで、ストーリーにのめり込めました。
  • トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜
    鑑賞済
    4.0
    韓国に古来から伝わる不滅の命を持ったトッケビと現代を生きる幽霊が見える女子高生のロマンチックでラストは切ない恋物語。コン・ユ演じる主人公シンの妹である王妃役にキム・ソヒョン、王役にキム・ミンジェ、キム・ゴウン演じるヒロインが片思いする野球部員役にチョン・へインと、今となっては主演級の人気俳優たちも出演していた作品。何百年も生きてきたトッケビ/シンの大人の魅力が素敵な一方で、イ・ドンウク演じる同居人の死神の感情表現が乏しいが実は純粋で天然な言動に戸惑うコミカルな姿も楽しい。死神とユ・インナ演じるチキン店社長サニーの不器用でゆっくりだけど着実に惹かれ合うサブカップルも応援したくなる。そしてこういうロマンス系の韓ドラに欠かせない癒し系キャラクターも忘れちゃいけない。ユク・ソンジェ演じるトッケビの家臣の末裔の御曹司。小生意気な25歳のお坊ちゃまだけど、明るく愛嬌があって憎めない愛されキャラでした。
  • トキメキ☆成均館スキャンダル
    鑑賞済
    3.0
    男装姿も可愛いパク・ミニョン主演。女子禁制の名門校"成均館”に男装して入学したヒロインが、寄宿舎で3人のイケメンと共同生活をする話で、その間ずっと男装してなければならないハラハラ感やルームメイトの彼らとのロマンス展開から目が離せませんでした。まったりと優雅で爽やかなソン・ジュンギは美しい、一方で私が結構気に入っていたのが、ユ・アイン演じる無口な一匹狼のムン・ジェシン。父親の政治に嫌気がさして成均館に入り、「暴れ馬」の異名を持つ不良学生でありながら、野心的な魅力とヒロインの“見守りナイト”としての純情な一面も兼ね備えます。男らしいキャラクターなのに、ヒロインにドキッっとしたときにしゃっくりが出ちゃう可愛いギャップが良かったです。
  • トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?~
    鑑賞済
    4.0
    ヒロインであるヘリは本作が初見で、最近の子らしい顔立ちの可愛い女の子だなという第一印象でした。キム・ソンホ演じる陽キャな詐欺師スチャンの魂が、チョ・ジョンソク演じる熱血刑事ドンタクの身体に入ってしまうスイッチ系のコメディ作品。病院で目覚めて鏡で自分の顔を見たチョ・ジョンソクの驚き様が笑える。スチャンはずっとドンタクの身体に入っているわけではなく、ドンタクのそばにいて捜査を邪魔したり協力したりすることも。スチャンの身体はどこにあるのか、生きているのか死んでいるのか、ドンタクの身体を使って刑事と天才詐欺師というハチャメチャバディが事件を解決しながら真実に迫ります。設定も俳優の演技もストーリーもロマンス・ブロマンス展開も、面白い韓ドラのセンスを感じさせる1本です。
  • ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~
    鑑賞済
    3.0
    パク・ギュヨンは『サイコだけど大丈夫』の素朴な看護師役や『悪魔判事』の男勝りな女刑事役でしっていましたが、今回のフリフリお嬢様ファッションが可愛いお人形さんみたいなヒロイン役は初めて見ました。また、信頼度の高い役柄が多いイメージがあったキム・ミンジェのちょっと抜けたお気楽な御曹司役も初めて見ました。主演2人の新しい姿も去ることながら、ラブコメらしい男女の掛け合いや、芸術の世界観漂うおとぎ話のような胸キュンシーンもたっぷり楽しみました。毎回、実写の風景が絵画のようになるのが、神秘的かつロマンチックで好き。
  • タッチ ~恋のメイクアップレッスン!~
    鑑賞済
    3.0
    アイドル志望のヒロインがカリスマのメイクアップアーティストと出会い、メイクアップ業界に足を踏み入れるラブコメディ。女性がときめくメイク業界が舞台で、ドラマの序盤から大人ハンサムなカリスマメイクさんにヒロインが綺麗にメイクされている時点で「このドラマ揚がる!」と心掴まれました。ドラマを進めるにつれ、チュ・サンウクの大人ホットな魅力にどんどんのめり込みました。ヒロイン役は、『彼女の私生活』で最初は主人公の敵として登場し、誤解が解けると憎めないオタク女子の役だったキム・ボラ。今回は、善良で頑張る若き女性で応援したくなる可愛らしい子だなと思いました。また、恋のライバルがイ・テファン演じる売れっ子スターという強敵。スターオーラがある一方で、子犬のような愛嬌や好青年な一面もあって、なおかつヒロインの親しみやすい男友達。恋敵とはいえ、負けてほしくないイイ人なので、ヒロインとの恋が成就しないと想像つくのがまた切ない。
  • だから俺はアンチと結婚した
    鑑賞済
    3.0
    恋愛ドキュメンタリー番組の企画で、世界的トップ歌手フジュンとアンチ女子グニョンの同居生活に24時間密着するというスターの新婚生活を疑似体験するところから始まり、徐々に理解し合っていきながら本当に恋してしまうというドラマ。チェ・テジュンとスヨンという画になる主演カップルに加え、ヒロインの同僚役に『社内お見合い』でブレイクする前のキム・ミンギュ、プロデューサー兼芸能事務所代表役で初ヒール挑戦の2PMチャンソンと人気者が揃っていて気分も上がります。フジュンのせいで記者の職を失ったグニョンがアンチになるのも無理はない。一方で記者の中には悪質なデマを流す者もいるため、芸能人が警戒するのも仕方ない。そんな絶対に仲良くなれない正反対の男女に同居生活させる奇想天外の番組も大胆。ヒヤヒヤする関係性から胸キュン、過去に囚われた人間ドラマと、興味をそそる内容で毎回楽しめました。撮影で日本を訪れてひと展開あるエピソードは、日本人として嬉しかったですね。
  • ゾンビ探偵
    鑑賞済
    3.0
    YouTubeのバラエティ動画でたまたまゾンビ姿のチェ・ジニョクを見つけ「イケメンゾンビか~」と興味を持った作品。ゾンビが主人公で意思を持っていてイケメン、という韓ドラとしてはなかなか斬新な設定。意志を持っているとはいえ、やっぱりゾンビだからぼーっとしているときもあって、これから事件を解決していく主人公にしては抜けているところがあって面白い。内容もいい意味でくだらない演出が多く、何も考えずに気軽に観れて、ただただコミカルな描写の数々に笑って楽しむ、そんな作品でした。日ごろのストレスや嫌な事があった日に見ると、笑って心がスッキリする娯楽作品だと思います。
  • スノーピアサー
    鑑賞済
    4.0
    『パラサイト 半地下家族』のポン・ジュノ監督、『キャプテン・アメリカ』クリス・エヴァンス主演、そして韓国のソン・ガンホとコ・アソン、ハリウッドで活躍する『ナルニア国物語』ティルダ・スウィントンや『ロボコップ』エド・ハリス、『ハリポタ』シリーズのオリバンダー役ジョン・ハート、『ヘルプ』オクタヴィア・スペンサーなど、キャストが超豪華!韓ドラオタクになる前はもともと洋画ファンで、クリス・エヴァンスは特に好きな俳優だったので、私にとっては神作品といっても過言ではありません。列車内という限られた空間ながら、車両によって貧困の差が激しく、裕福な車両はもはやメルヘンな近未来的な人々が、貧困車両から来た主人公たちを白い目で見ます。外に出れば命はない極寒の世界で、走り続ける列車が唯一生存できる場所というのも奇抜な発想。極端ではあるけれど、異常気象でどんどん過ごしづらくなっている地球の遠くない未来かもしれないと考えると、「現実味のないSF映画」とも言い切れず、主人公たちの貧困層、つまり弱者たちが列車の先端にいる権力者に立ち向かっていく展開が面白かったです。
  • コッパダン ~恋する仲人~
    鑑賞済
    3.0
    正直、ヒロインが登場からやかましかったので、「彼女、苦手なタイプかも」と少々不安にはなりました。とはいえ、男勝りな元気ハツラツ娘というキャラクターを考えれば許容範囲内。メインは、プロの恋の仲介人であるイケメントリオ。キム・ミンジェ演じるカリスマ系リーダー、パク・ジフン演じる可愛い系、ピョン・ウソク演じる黙っていても女性が群がるザ・モテ男。そして、もう1人のイケメンも大事。突然身分が変わってしまい、ヒロインと距離が生まれてしまった青年イ・スをソ・ジフンが好演。私が一番好きだったのは、このイ・スというキャラクター。爽やかで、切なくて、応援したくなる存在でした。コッパダンのファッション担当ヨンスも結構お気に入りでした。このときパク・ジフン初見で、女の子みたいに可愛い人だなと思う一方で、彼の境遇が深堀されていく中で演技も上手だなと思いました。
  • ゴールデンスプーン
    鑑賞済
    4.0
    主人公は貧しい家庭の男子高校生イ・スンチョン。彼が不思議な金のスプーンの力によって、裕福な同級生ファン・テヨンの人生と入れ替わることに。よくある中身が入れ替わる話ではなく、本人たちが入れ替わり家族はそれに気づかず日常を送っている。人生を奪われ貧しい家族の息子になったテヨンも、入れ替わりの事は気づいていません。裕福なのは羨ましいですが、その中に入ってみると厳しい父や嫌味な従兄、親戚の食事会と窮屈な環境でした。続きが気になる展開の連続で毎週楽しみに視聴していました。個人的に印象に残っているのは、両者の父親です。チェ・ウォニョン演じる裕福な家庭の厳しい父ヒョンドと、チェ・デチョル演じる貧しい家庭の優しい父チョル。主人公の本当の父親であるチョルのプライドを捨てた必死の言動が毎回涙を誘いました。
  • ホテルデルーナ~月明かりの恋人~
    鑑賞済
    3.0
    借りを返せない父親の身勝手な契約により、20年後に優秀なホテリエに成長した20歳の息子が死者専門ホテルで次期支配人になるというお話。お父さんは悪い人ではないものの、命を救われた借りを息子を売るような形で返す約束をしてしまうのは不信感がありました。それはさておき、人気子役からイケメン俳優に成長した演技派ヨ・ジングが序盤から幽霊たちに驚いて叫んだり、取り乱して逃げまくったりと、新しい顔を見せてくれます。一方、この特殊すぎるホテルを千年以上経営する女社長をIUがクールに演じており、毎回着ている衣装がとてもオシャレで可愛いです。女性は着飾ると気分が上がりますから、どの服も着こなすIUの華やかさに憧れと眼福を感じていました。彼女の過去に登場するイ・ドヒョンもステキでした。見た目は恐ろしい幽霊たちですが、彼らがまだ成仏できない生前のドラマに毎回感動させられました。現代はもちろん、朝鮮戦争時代や高麗時代と、千年続くホテルを舞台にしているだけあって、様々な時代の人物が登場し、現在の物語に繋がっていくのが面白かったです。
  • カーテンコール
    鑑賞済
    4.0
    財閥家に仕える男に北朝鮮 人役の上手くて雇われた無名役者の青年ジェホンが、財閥会長が北朝鮮で生き別れた孫に成りすます優しい大芝居。『椿の花咲く頃』のような“ちょっと天然だけどすごくいい人”の役が似合うカン・ハヌルが、財閥のおばあちゃんの孫に成りすます好青年を上手に演じており、演技派俳優であることを再確認させられた作品でした。会長以外の家族には徐々に正体がバレてしまい、主人公の危機が何度か訪れるのが本作の面白いところ。会長の孫娘セヨンは美しくて聡明で、ハ・ジウォンにぴったりの役でした。余命僅かな祖母のための愛溢れる大芝居は感動の連続です。そして、ハ・ジウォンとカン・ハヌルの大人ロマンスも素敵でした。
  • 愛の不時着
    鑑賞済
    4.0
    このドラマは、前半は北朝鮮、後半は韓国が舞台になる作品です。主演のヒョンビンとソン・イェジンが私生活でも結婚するのも納得のお似合いカップルです。ヒロインの財閥令嬢セリ(ソン・イェジン)が北朝鮮に不時着してしまい、ハンサムな北朝鮮の軍人ジョンヒョク(ヒョンビン)に助けられ、韓国に戻れるまでの間、彼の自宅で過ごすことになります。本作が描く北朝鮮の風景は、“昭和”を感じさせる生活感で、人々にも徐々に親近感が湧きました。ジョンヒョクももちろん古いタイプの人間なので、「キャンドル」がわからず蝋燭を買ったりもしますが、それがまたロマンチックで彼のやさしさと愛を感じました。後半では北朝鮮の人であるジョンヒョクと愉快な仲間たちがソウルにやってきて、まるで“過去から未来にやってきた人たち”のように驚く彼らが面白くて可愛くて。映画『シークレット・ミッション』の主人公で韓国に潜伏中の北朝鮮スパイ(キム・スヒョン)がカメオ登場したのもテンションが上がる演出でした。